まどろみ消去
70点。短編集です。大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る30人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが……。(「誰もいなくなった」)(Amaz〇nより)S&Mシリーズも出てきますが、今回は割愛します。他のシリーズ作品と比べて、オチは読みやすいですね。ラスト2,3行で、どんでん返しを仕掛けて回答を明示せずに逃げていく、、、という手法は相変わらず。これって賛否分かれるところでしょうね。短編集を読んでやっと気づいたのですが、彼の小説は抽象画を観賞しているように錯覚します ね。幻想的、神秘的――。この文体が彼のミステリー小説に欠かせないエッセンスとなっている訳ですね。お気に入りは、「真夜中の悲鳴」「やさしい恋人へ僕から」「誰もいなくなった」「悩める刑事」です。