葉桜の季節に君を想うということ
100点。賛否両論。私は前者。かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。(Amaz〇nより)だって騙されちゃったんだもの。仕方ない。歌野晶午の中で初めて読んだ作品がこれでした。「冒頭文から読者を一気に惹き付ける」という手法はよくありますが、本作では、それが最大のトラップ。(おいおい、いきなり何言い出すんだこの作者は…)――とかツッコミを入れたら、その時点で作者の手中です。ここは作品を楽しむため、すんなり騙されてみて下さい。「え?何でこいつがここで出てくんの!?」 ↓「ってことは今までの話は…?」 ↓(一旦読み返す) ↓「そういうことか…騙された!!」ってな展開になると思います。思わず読み返してしまう作品って良い作品ですよね。