ブルーバレンタイン
80点。新しい形の恋愛映画。愛が生まれる瞬間と終焉を痛切に描いたラブロマンス。(「キネマ旬報社」データベースより)あんなにも、輝かしくて、刺激的で、扇情的だった「愛」という響きが、いつしか「怠惰」の代名詞に成り替わり、最後には「嫌悪」の対象となってしまう...それが永遠に変わることは無いんだと妄執してしまった男と、それが変わっていくことに絶望してしまった女の、哀しいすれ違いを描いた話。本作では、2人の出会いの馴れ初めと、7年後にそれが終焉する様が交互に描かれます。若々しい時と、少し年老いた時、同じ役者が演じてるんでよね。この役者魂も1つの見どころ。ただ、画面遷移をもうちょっと上手く出来なかったかなあ、と。過去と現在が切り替わるとき、流れがブチっと切れるんですよね。それでも良いんですが、役者の役作りがしっかりしてるんで、観客に切り替わりを感じさせないくらい、自然に遷移させる技法を使っても面白かったのになあ、と。それから、画面遷移のピッチ。徐々にピッチを上げていく構成にした方が、盛り上がりが演出できたと思います。最初はゆっくりと過去と現在の様を見せて、終盤になるほどその切り替えを早くしていって、ラストシーンでは愛が結ばれる瞬間と愛が終わる瞬間をコマ送りのピッチで、フラッシュバックのように切り替えるとか、ね。