クリスマス。




去年は友達と出かけてこっぴどく叱られた彼。




そのため、ことあるごとに「カズキ今年はどこにも出かけちゃダメだからね」と言われていた。




24日クリスマスイブ。




25日のために食事の準備をする。




七面鳥やら。




そして夜。




プレゼント交換。




カードをあげたり、両親が子どもたちにプレゼントをあげる。




彼はママから手編みのセーターっぽいものをもらった。




初めて手編みのものをもらったからすごい嬉しかった彼。




彼があげたプレゼントも喜んでもらえたようで、一安心の彼。




そしてシャンパンで乾杯。




皆立って円になって乾杯していたため下にまたく注意がいかなかった。




下では2歳のアンドレイが「僕も混ざりたい」的な視線でぐるぐると回っていたのが滑稽だった。




翌25日。




朝はアピとパステルを食らう。




朝食を食べる習慣がない彼にはパステル4つはしんどい。




そのせいか、そのころから下痢になり始める。




ほどなくして昼食。




七面鳥やらクリスマスにふさわしい料理が並ぶ。




それが終わるとグダグダとおしゃべり。




三女ロサリオがお酒を飲みたがっていた。




しかし、この時すでに下痢の嵐にあっていた彼にはしんどい時間だった。




南半球でのクリスマス。




日本人の彼にはクリスマスという感じはまったくしないが、楽しい時間であった。



掘"美亜物語
左からアンドレイ・パパ・ママ・彼・三女ロサリオ・長女ソルカ・四女セレネ

最後のふりかえりは、彼の相棒「ロランド」。




ふりかえり~アラニ編~で書いたように、少し発音が異なる。




日本語で書けば「ロランド」だが、その通り呼んだことは最初の数回しかない。




ほとんど「ゾロ(ゾランド)」。




そのロランドとの出会いは空港。




ロランドの迎えでアラニまで連れて行ってもらった。




そして2人の活動が始まった。




最初はボランティアをどう扱ったらいいのかわからない様子のロランドと、自分も何をやったらいいのか分からなかった彼。




しかし、彼が「こんなことをしたい」というと、ロランドは「ダメだ」ということは一度もなかった。




少しずつ距離が近づいていくと、彼がボリビア人気質のロランドに腹を立てることが多かった。




それでも、ロランドは「むかつく」「あいついらない」的な反応を示すことはなく、話し合おうとした。




その時「なんて自分は器が小さいんだと」情けなくなったのを覚えている。




その時ぐらいから、ボリビア人のいいところをまねし始めた彼(今となっては悪いところも吸収してしまったけれども)。




そうすると、ロランドの付き合いが楽になった。




そして、活動も徐々にいい感じになってきた。




そして、ロランドも彼を相棒という認識を持って彼に接するようになってきたように感じた彼。




活動だけでなく、プライベートでも彼を家に招待したりドライブに連れて行ってくれたりと付き合いがあった。




2年間、2人しかいない職場で同じ空間・同じ時間を共有すれば距離はぐんと縮まる(しかし、ロランドと合わないやつも結構多い)。




ロランドは彼のよき上司であり兄貴であり友人であり、ボリビアでこれだけ信頼できる人間を持てたことに誇りを持ち、感謝している彼だった。

第2弾は、まだ一度も紹介していなかった彼の家族。




まずはパパ:ギード




ブラジルで勉強した歯医者さん。




めちゃくちゃおしゃべり。




よく家族から「ちょっと静かにしてよ」と言われている。




それを彼はけらけら笑いながら見ている。




おしゃべり好きだから、彼と硬い話から砕けた話まで、色々語りあう。




酒が入ると必ずと言っていいほど泣く。




ママ:チャリート(ロサリオ)




歯医者さん。




しっかり者。




ボリビア人なのに、彼が言ったことは大抵覚えている。




彼がどんなに遅く帰ってこようとも、ご飯の準備をしてくれる。




実に優しい。




長女:ソルカ




歯医者さん。




結婚して1児の母(3月にもう一人子どもが生まれる)。




長女だしママだし、子どもの中では断トツでしっかりしている。




結構笑い上戸である。




二女:マベル




メキシコで医師になるため勉強中。




既婚。




もうすぐ子どもが生まれる。




パパの血を受け継いでいると思われ、メチャクチャおしゃべりである。




長男:ギード




メキシコで歯医者になるため勉強中。




彼と同級生。




しかし、会ったことがない。




三女:ロサリオ




大学生。




歯学部に在籍。




子どもっぽさもあるが大人っぽさも兼ね備えている。




最近メガネにはまっている。




四女:セレネ




大学生。




歯学部に在籍。




大学生になりたてで遊びたい年頃。




上の姉ちゃんたちと違い、変な男をつかませそうで心配。




孫(長女の息子):アンドレイ




2歳。




結構言葉も出てきてやんちゃになってきた。




しかし、彼のことは相変わらず「タトゥー」と呼ぶ。




この家族に囲まれてこれまでの生活を送ってきた彼。




完全なホームステイである。




彼を全く知らない知人が訪問すると「私たちの息子です」と紹介してくれるパパ・ママ。




紹介された方は困惑するか・本当に信じる。




初めて会った時、日本からのお土産で石鹸を渡した彼。




「jabon de japon」




彼「うん。これは笑いが取れるぞ」と思ったが、全く笑いがとれず「うまくやっていけるかな」と心配した初日。




しかしそんなことは取り越し苦労で、いつも話を聞いてくれ・笑い、時に怒られ、全く血もつながっておらず加えて外国人の彼を本当の家族の一員として扱ってくれている。




活動でイライラした時でも、家に帰るとホッとし、気分が一新する。




地球の反対で最高の家族の一員に慣れたことを誇りに思い、出会いって素晴らしいな実感する彼だった


掘"美亜物語
左から三女:ロサリオ、長女:ソルカ、アンドレイ、パパ:ギード、ママ:チャリート、四女:セレネ