収穫2026 その7 ──目を覚ませそろそろ起きなきゃダメだ── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

東京行きから、もう一ヶ月か……完全にその余韻に支配され続けていた感じだな。新幹線の通過音を聞く度に思い出すのよ(苦笑)。
あの三日間、小さなトラブルこそあれ、事前にやりたいと思っていたことは全てやって、欲しかったものも大体手に入った。殆ど完璧だったとすら言える……フライングブラボー野郎を除いてな(苦笑)。

そんなこんなで、丸一ヶ月にわたって音盤一枚も買わないという、稀に見る異常事態(苦笑)が生じたわけだが、まあ流石にそろそろね。動き出してもいい頃合いじゃないかというね。

というわけで、ここで今回の収穫。

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No.021:George Szell: Cleveland Orchestra『Mozart: Symphonies #35, 40 & 41』 ¥550
ブックオフ宝塚安倉店が僕を呼んでるぜ、と勇んでバイクで飛び出してはみたものの、高速道路でのルート選択をミスって明後日の方向へ吹っ飛ばされた挙句、ETC専用出口しかないため降りることができないという悪夢のような展開(苦笑)。
なんとか高槻で降りることができたものの……その直前に、何度目かの高速道路恐怖症の症状が出ましてね……。

AC/DC - Highway to Hell (Official Video)

身が竦んで、スピードを維持できなくなるという。今までの症状の出方から、高所恐怖に由来するものと思ってたけど、どうもそれだけでもないらしい。
多分だけど、バイクでの高速走行には基本的に恐怖を感じているのだと思う。大抵はそれが楽しい感情だとか興奮とせめぎ合って抑え込まれてるのだけど、何かのきっかけで閾値を超えてしまうと一気にダメになる、という感じなのだろう。
次の機会にどうかは、まあやってみないと何ともなのだけど、選択肢としては容れ辛くなったな。高速道路の使用自体、緊急避難的なものと割り切るべきなのかも知れない。だからいっそ小型のバイクに、という気にもなれないのだけどね。

……話題まで明後日の方向に(苦笑)。

まあそんなこんなで、高槻から箕面を経て宝塚と、当初の予定とは逆打ちで回ることになってしまったのだけど、まあ、それもそれで楽しくはあったかな。
で、昼過ぎの訪問となってしまった箕面市役所前店の、550円棚のクラシックコーナーは相変わらず充実していた。もう質量ともに驚異的の一言。

何が驚異的って……デュオ・クロムランクの『悲愴』が並んでたくらいでね。



なんなんじゃそりゃーっ!?


【作業用2時間】せっせっせいやだけループ 霜降り明星

……前回箕面に行ったのは1月か。その時には無かった……と思いたいが。東京で見つけた時も結構ヤバかったけど、ここで初めて見つけてたら心臓止まってたね(笑)。
まあそれも含めて、良いけど持ってるという盤も結構多かった中で、買う買わないの当落線上から最初に抜け出したのが、このセル・クリーブランドのモーツァルトだった……ようやく本題に入れたぞ(苦笑)。

Mozart, Symphony No.40, K.550 (George Szell, Cleveland Orchestra)

モーツァルトがバッハに聴こえる瞬間がある、ということで色々聴いた時期があったのだけど、今見返すとその発端がセル・クリーブランドの東京ライブだった。なのでまあ原点回帰というか、ライブの熱気を取り除いた時の響きを聴いてみたかった感じ。
で、ざっと聴いた感想でしかないのだけど、この演奏が僕にとってのモーツァルトの理想の姿と言って良いかも知れない。
カラヤンほど壮麗ではなく、ワルターほど情に流れているでもなく、しかし決して無機質というわけでもない、透明感のある響き。思ったほど速いテンポではなく、しかしモーツァルトに必要な運動性は確保されている。必要十分。何も足さない、何も引かない。そんな感じ。
……だからモーツァルトはもういいや、という事にもならないんだけどね。いろんな意味で尖った盤というのも、それはそれで聴きたくはあるし。



No.022:Pierre Cochereau; Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Saint-Saëns: Symphony #3』 ¥550
大体の曲をカラヤン・ベルリンフィル盤で持っていたい、という欲求の現れ。もうカラヤンファンじゃんと思われるかもしれないが、まあ……難しい所やね(苦笑)。

アンチ・カラヤンならずとも、この録音の評価はあまり高くない。演奏が重厚すぎてサン・サーンスというかフランスっぽくないとか、わざわざノートルダム寺院のオルガンを別録りするのが悪趣味だとか、録音が不自然だとか。
……僕が聴いてもわかりませんわな(苦笑)。でも多分、的を得た批判なのだろうとは思う。多分カラヤン的にはスタジオ録音ならではということをやりたかったのだろうし、結果不自然に聴こえることこそが求めた効果なのだろうと思うし、それはそれとしてカラヤンの趣味は悪いと思う(笑)。あの革ジャンのジャケとかさ(笑)。



No.023:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Mozart: Requiem』 ¥550
お楽しみの宝塚安倉店、だったのだけど、ちょっと品揃えは息切れ気味かな。悪くは無いのだけど、何せ箕面市役所前店が凄すぎてさ。
前にあったはずのアレが無い、というのは、まあ言いっこなしではあるんだけど……。

声楽の入った曲を聴いてみたい、と最近思うようになった。何となく。
ただそこで、やはり言語が問題になってくる。何を歌っているのかわからないで、音楽を楽しむことができるのだろうかという。
……ロックだと、割とどうでも良いんだけどね(苦笑)。イエスとか何を言ってるのかわからんし。それこそ『トミー』とか『四重人格』を聴くようなノリでワーグナーなんかに触れても良いのかも知れないけど、まあ、なかなかね。
その点レクイエムだと、とりあえず死者を悼んでいるのだという事がわかっていればいいのだろうという……流石にザックリし過ぎか? まあそんなもんでしょ。


Mozart: Requiem, K. 626: IIIa. Dies irae (Recorded 1975)

そしてやっぱり最初はカラヤンなのである。たとえ邪道と言われようとも。
実際は昔買ったワルターのモーツァルト・ボックスにニューヨークフィルとの演奏が入っているのだけど、モノラル録音だったのでステレオ版も欲しいなという。
とりあえず、これを足掛かりに色々聴いてみたくはある。如何にこの演奏が邪道か、では正道とは如何なるものか、みたいなのをね、ゆくゆくは感じてみたいわけです。



No.024:Pablo Casals: Marlboro Festival Orchestra『Beethoven: Symphonies #7 & 8』 ¥550
帰りに冷やかしのつもりで寄った東灘のブックオフが、結構良い品揃えでちょっとびっくりした。たまにそういう事あるよねあの店……逆にリニューアルオープンでちょっと期待して行った駒ヶ林店がイマイチだったり(苦笑)。

パブロ・カザルスという名前を最初に聞いたのは、確か『知ってるつもり?!』だか『驚きももの木20世紀』だか、何せその辺りのドキュメンタリー番組で、いずれにせよ大昔の話だ。当時の記憶は殆ど無いが、それでもなにがしかの印象は残ったのだろう。
その後クラシックを聴き出してからも、チェロ曲は大体フルニエとかデュ・プレで揃える感じで、カザルスにはなかなか食指が動かなかった。大体録音古いしね。唯一、『鳥の歌』だけ持ってたんじゃなかったかな。


Traditional Catalan Christmas song: El Cant dels Ocells, Casals & Horszowski (1961) 鳥の歌 カザルス

最晩年のマールボロ音楽祭のライブ音源がなかなか良いらしい……というのをどこで読んだんだっけな? ちょっと前から気にして探してはいたのだけど、まさかこんな所でお目にかかるとは。
実際聴いて、一言で言うと無骨な演奏かなと。骨太なエネルギーに満ちた、洗練とは縁遠い印象。正直なところベートーヴェンの第7番はそこまでピンと来なかった一方、第8番は今まで聴いた中で一番印象に残ったかもしれない。
他のベートーヴェンもそうだけど、モーツァルトやバッハ辺りを聴いてみたいと思った。まあ、あんまり見つかる気がしないのだけどね……。



実際出掛けたのが土曜日で、書くのにここまで時間かかっちゃった(苦笑)。中身のある事書こうとするとどうしてもね、時間がね。
それでも、何とか書きたいと思う時はある。今回は全体的に、良いもの聴いたなって感じだな。