そろそろ書かないとな。書くことがわからないなりにでも。
というわけで、ここで今回の収穫。

No.059:Rafael Kubelik: Czech Philharmonic Orchestra『Mozart: Symphony #38; Dvořák: Symphony #9』 ¥550
これはいつぞや、高槻あたりのブックオフで見かけてスルーしたのを覚えている。
今確認してみたが、その時点で既にクーベリック・ベルリンフィルの『新世界より』を購入済みで、流石に立て続けに買うのが気が引けたのである。まあ、いずれ普通に買えるだろうと思ってのことで、実際その判断は間違ってなかった。
Dvořák: Symphony No.9 From the New World/ Kubelik /Czech Philharmonic ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」クーベリック
買わなかった理由がもう一つあって、演奏の評価が今一つ高くなかったのである。演奏というか、オーケストラの精度が高くない、という。
確かにそうだと思える部分もあるが、緩急振幅の大きい演奏による部分もあって、その辺も好き嫌いは分かれるんじゃないかとも思う。クーベリックがチェコフィルに帰還してのライブ、という背景と意義も加味して、歴史的な演奏であることは間違いない。
No.060:Sergiu Celibidache: Munich Philharmonic Orchestra『Tchaikovsky: Symphony #5』 ¥600
元町のりずむぼっくすは、僕にとって兵庫県内の中古ショップにおける最後の砦である。他の系列店と比べて商品の入れ替わり頻度が高く、品揃えに関して「ここに無ければ仕方が無い」と思えるだけのクオリティがある。
実際、思いの外見つからなかったチェリビダッケのチャイコフスキー5番を、今回ここで購入することができたわけだが、ここに無ければコンサート後に大阪に飛ぶところであった(苦笑)。
Tchaikovsky - Symphony No.5 Celibidache Munchner
演奏について言うことは、というか言えることは無いです。
最近カラヤンの事ばかり考えているのだけど、膨大なスタジオ録音を残した一方でライブ音源の公式リリースはそれほど多くなかったカラヤンと、スタジオセッションでのレコーディングを基本的に拒絶した結果ライブ音源だけが死後公式からリリースされたチェリビダッケの、演奏と録音に関する考え方は殆ど変わりが無いというか、同根なのではないかと最近思うようになった。
演奏、というものは本来一回限りのもので、その場において聴かれることをしか想定していない。それをどれほど高い精度で録音してパッケージングしたとしても、またどのような環境で再生したとしても、そこで聴き手が得る感興は、その時その場で得られたもの、また本来演奏者が目指したものと、一致することはあり得ない。
恐らくその点では、両者の考えは一致しているはずだ。その上で、録音された音楽を聴く人に対してのアプローチが違うというだけで。
……なんてことをつらつら考えてるから何も書けないのよ(苦笑)。チャイ5に関してはまだまだ勉強中です。
No.061:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Bruckner: Symphony #7 (1971)』 ¥700
正直この盤を買うことには迷いもあった。カラヤンのEMI録音は『悲愴』とかバルトークを聴く限りにおいてかなりの聴きものであろう一方、某サイトでブルックナーに関しては看過できないキズがあるというのを知っていたので、その辺のせめぎあいがね。
で、キズ云々に関しては確かにあったものの、サイト主も言われなければ気付かないレベルの物ではあったのでそれは良しとするにしても、肝心の演奏にそこまで有意差を感じなかった。4年後録音のグラモフォン盤と比べて、演奏時間は結構長いはずなのだけど、そこまで呼吸が深いとかそういう感じでもなかった。僕が感じなかったというだけで、聴く人が聴けば全然違うのだろうけど。
まあ曲によりけりという所もあろう。ブルックナーでも『ロマンティック』とか、それこそチャイ5とかでは違いを味わえるものと思いたい。
そんなところかな……難産だった割にはこの程度だが(苦笑)。意気込んだ割にこの程度だったからこそ、と言った方が正しい。
寒さや何やかんやで体調崩れ気味だし、もうとっとと寝よう。明日も早い。