収穫2024 その2 ──こんなはずじゃないさ、それもわかってる── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

さて三宮まで行ったからには、やることは一つですよ。



カレー食うために行ったわけじゃないんだ(笑)。フルーティーな酸味が効いたこのカレーは、ふと食べたくなるわけだけど。

というわけで、ここで今日の収穫。



No.002:Hans Schmidt-Isserstedt: Vienna Philharmonic Orchestra『Beethoven: Symphonies No.5 & No.6』 ¥300
……あれぇ?

何か前日に2枚組がどうとか『運命』もういいだろとか書いといて、いきなりこれかっていう(苦笑)。確かにマーラーとか探してた筈なんだけど……そもそも元町とセンター街のりずむぼっくすが見れればいいやと思って出たのだけど、これ買ったのセンタープラザ2階だったり、今日は総じてそんな感じだな。何なら、カレー食べるつもりもなかったよ(苦笑)。
というわけで、35枚目の『運命』。例によって、数え直してます(苦笑)。

シュミット=イッセルシュテットとウィーンフィルと言えば、バックハウスとの『皇帝』が思い出されるが、あれは良かった。決定版と言っても良いんじゃないか? いや言う程他のを聴いてないけどさ(苦笑)。


Beethoven: Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 - I. Allegro con brio

『運命』に関しては、流石に決定版とまでは言えない。
言えないが……良い意味というか本来の意味での「中庸」を感じる演奏だなとは思う。過不足なく、バランスの良さを感じる。
その上で、穏やかな部分での情感のこもり方が良い。それで言ったら『田園』の方が良さそうなものだし、実際良いのだけど、むしろ『運命』の第2楽章とかでふっと立ち昇る感じがより印象に残ったんだよね。
常々、『運命』を語る場合にはその基準になる盤が一つ欲しいと思っていたのだけど、今の所それに最も近いのがこの盤かも知れないと思っている。

あとはまあ、この値段よ(笑)。これは買わざるを得まい。



No.003:Hans Schmidt-Isserstedt: Vienna Philharmonic Orchestra『Beethoven: Symphonies No.7 & No.8』 ¥330
三宮のブックオフで、大体同じ値段であったので、もう行ってまえと(笑)。一時ずっと探してたマゼール・ベルリンフィルの『運命』とか、あとマーラーでもいくつか気になる盤はあったのだけど……。


Beethoven: Symphony No. 7 in A Major, Op. 92 - II. Allegretto

世評が高いのは第8番の方なのだけど、僕的にはやはり第7番のアレグレット。カラヤンとかだと8分で終わる所を10分かけて、しっかり情感を込めてやっているのが、いや良いですね。それでいて、終楽章はそこまで遅くなく、盛り上がりに不足が無いのも良い。

何か……聴き終えて、しみじみ良いのを聴いたなっていう感慨が湧き上がってくる、そんな2枚だった。全集揃えようと思ったらあと3枚買わないとだけど、まあそれも良いかもな……この値段なら、ね(苦笑)。



いやぁ、ベートーヴェンって本当にいいもんですね!
それでは次回もご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。