音楽の効能2022 その9 ──続・この際さ、言ってしまえよ── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

今年の頭くらいから、ジョン・デュ・カンのことをずっと考えてきた。
……ばかりじゃないよ(苦笑)。他にも考えることくらい色々あるからさ。


Andromeda - Day of The Change

もう、この、なんて言うんだろう、言語化できない感じ。物凄く簡略化して言うと、ダサい(笑)。しかしそのダサさがハマるのである。


Atomic Rooster - Devil's answer (TOTP)

そのダサさこそがジョン・デュ・カンの本質であると思っていた。
それはアトミック・ルースターの2枚目で横溢し、しかし3枚目では抑圧されてしまった。その後手に入れたハード・スタッフの2枚目でも、僅かに垣間見えはしたものの往時のそれではなかった。

で、その間を埋めるべきハード・スタッフの1枚目がどうなのか。

Jay Time

1曲目がこれ。これはね、もうジョン・デュ・カン印と言って良いでしょう。
何とも言えないダサいリフ(苦笑)と、簡素な歌メロが延々繰り返されるミニマルな構成。このクセになる感じね。

Time Gambler (Rodney)

カンの曲だけ順に取り上げることにするが、この辺りは普通に格好良いミドルテンポのハードロック……だけど、リフがやっぱり微妙にゆがんでる感じがする。

Millionaire

これはストーンズっぽいロックンロール、と思ってたら途中で一捻り。テレキャスの音って感じ。


Hobo

これは……何と言うか普通やな。普通のロックンロールというかブルースロックというか。

全体的に言えることなんだけど、乾いた感じの音像なんよね。同じ編成のアンドロメダとの違いは、リヴァーヴのかかり方かな。アトミック・ルースターは、オルガンやピアノの効果が大きかった。
シンプルな編成で、ストレートな楽曲に、この音が相俟って、僕が思うジョン・デュ・カン的な怪しさが減退しているのだろうと思う。


Monster in Paradise

と同時に、何だかんだこのバンドはジョン・ガスタフソンのバンドなのではないかな、と。演奏の上ではポール・ハモンド含めた3人が拮抗した「三頭政治」というべきものではあるけど、曲のクレジットはガスタフソンの方が多いし、そういう方向性の上ではガスタフソン寄りなのかな、と。
その上で、ガスタフソンの曲の方がカンのギターが縦横無尽に暴れてるような気がする。そういうバランスを、カンの方も受け入れていたのではないか、というのはあくまで推測だが。




Andromeda - And Now the Sun Shines

今年の頭くらいから、ジョン・デュ・カンのことをずっと考えてきた。
結論は出ていないし、多分この先出ることもないだろう。ただ、何かこう、一つ腑に落ちたような感覚はあって、考え続ける日々も一段落という気はしている。

ハード・スタッフ……今のところ、悪くはないけどアトミック・ルースターには及ばないって感じだな。この先その評価がどうなるかはわからんけど。



ふう……時間をかけてはみたが、まあこんなもんよ(苦笑)。さて、これからどうすっかなー。