というわけで初日に全力で彷徨って、二日目は全力で休養することにしました。そのために初日の朝にタウリン2000㎎ドリンクまで飲むという……(苦笑)。
というわけで、今回の収穫。

No.029:Egg『Egg』 ¥770
現在の僕の本命はタッキー・バザードとハード・スタッフ、そしてジョン・デュ・カンのソロそれぞれの1枚目。これら3枚についてはある程度金額を惜しまないつもりではいるけど、まあ……という感じ。
で、あとはその時々の指向に合う盤が良い値段であれば、ということになるのだけど、今回はその指向のど真ん中入ってます。
エッグ。
While Growing My Hair
この3拍子系のリズムで押してくる感じは、ソフトマシーンのファーストの1曲目を思い出す。ただ、音としてはよりモノクロームな感じで、ソリッドで……まあいずれにしても、いわゆるカンタベリーのサウンドと言えます。
ハットフィールド&ザ・ノースとかナショナル・ヘルスとかを聴きながら最近寝てたのだけど(苦笑)、それらのバンドの主要人物が組んでたバンド。プレ・カンタベリーという事になるかも知れない。オルガン主体のアートロック、と言えばまあそうだし。
The Song Of McGillicudie The Pusillanimous (Or Don't Worry James, Your Socks Are Hanging In The...
キーボードトリオということでELPと比較する向きもあって、クラシックのフレーズとジャズの即興という点では共通する部分もある。僕的にはこちらの方が圧倒的に格好良いのだけど、まあ売れんわなあとも(苦笑)。高い音楽性にセールスが伴わないのはカンタベリー系の宿命というか、わかる奴だけわかればいい的スタンスがなあ。
No.030:Affinity『Affinity』 ¥850
今の僕の指向はカンタベリーと、女性ヴォーカル。この前買ったトゥリーズからの流れでフォーク・トラッド系を聴いて、特にペンタングルとか良かったのね。まあ寝ながらだけど(苦笑)。
で、サンディ・デニーとかバーバラ・ガスキンとか考えてたけど、値段的に折り合わなかったので、ああリンダ・ホイルがあったか、という流れ。
いやそれ以前に、このジャケよ。
マーカス・キーフのアルバムジャケ、と言えば、まあメジャーどころではブラック・サバスとかデヴィッド・ボウイになるんだろうけど、プログレ者としてはまず何をおいてもアフィニティーというか、このジャケ知らんかったらモグリってレベルで有名だし、名作だと思う。
この幻想的というか退廃的というか、そんな感じ……。
Affinity - I Am And So Are You
……をイメージしながら1曲目聴いたら、少なからずずっこけるんじゃないかな。いや悪くない、どころかむしろ好きなんだけど、ちょっと土臭すぎやしないかと。
これのブラスのアレンジはジョン・ポール・ジョーンズってことで、ツェッペリン関連を追いかけて辿り着くって線もありそうですね。
Affinity - Night flight
イメージに近いって言うとこの曲くらいかな。リンダ・ホイルは色々な声色を出せる良いヴォーカリストだと思います(小並感)。
まあキーフにせよヒプノシスにせよ、音のイメージそのままのジャケの方が珍しいんじゃないかと思う(冷静に考えるとあの牛とか何だよっていう(笑))んだけど、まあ何と言うか、罪作りだなとも思うよね。
Affinity - All Along The Watchtower.wmv
そして『見張塔からずっと』。このヴァージョンは、ジミヘンのそれに勝るとも劣らない……というか、このアレンジが僕好みなんだな。オルガン垂れ流しになる所とかたまらん。
こういうの聴くと、ジャズロックとして紹介されることの多いこの盤だけど、ヴァニラ・ファッジ系のアート・ロックと言った方がしっくり来る気がする。初期パープルとか初期イエスとかと同系列……ブラスとかストリングスとか入れて微妙にスベる(苦笑)ってのも、まさに同じパターンじゃないかと。
そこからもうひと頑張りして新たな境地に、ってのは、まあ流石に簡単ではないよな。出来は間違いなく良いだけに、ここで終わってしまったのが残念ではあるが、まあ誰もがパープルやイエスになれるわけではない、と。
今回はどちらも前から気になっていた盤でもあり、その期待に違わぬ満足度も得られた。
ただそれはそれとして、このまま手を広げ伸ばし続けるのもどうかと思わなくもない。って言うか、いくら探しても本命盤が出てこないのがね……近づいてる手応えもあるっちゃあるんだけど……。