収穫2022 その5 ──そろそろスローダウン── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

「ジャンル未分化な歪なサウンドがマイブームになってる感じ」と、この前書いたわけだけど。


Skid Row (1970) - Mad Dog Woman !!

スキッドロウはその極致に近いんじゃないかと思う。少なくとも僕の手元にある分で、これ以上を知らない。


Skid Row (feat. Gary Moore) - An Awful Lot Of Woman (1971)

これとか……ちょっと唖然とするよな。とにかく3人ともに手数が多くて、それが全部ユニゾンで突っ込んでくるという。マハヴィシュヌか何か? でもヴォーカルまでユニゾンってのはな(苦笑)。
とにかく物凄くこなれてない感じ。何か凄い凝ったことをしようという意識はあるけど、勢いに悪い意味で押し流されてる感じ。これを聴いたらもう、ある意味最後って気はするな。

……スキッドロウの説明は、敢えてしません(笑)。その「ある意味最後」ってヤツを聴いているってのが今の状態で、ここからちょっと揺り戻すのかなという。



そういうムードを感じつつ、ここで今回の収穫。



No.010:Jeff Beck『Wired』 ¥510『ライヴ・クリーム パート2』は見かけたけどスルーで、これは買う。まあドキドキするのはジェフ・ベックってことでね……。


ベートーベンだねRock'n'Roll (21衛門/21Emon/21エモン) Ending 2

実際は、『ブロウ・バイ・ブロウ』も『ライヴ・ワイアー』も持ってるのに『ワイアード』はデータすら無い、というのが理由ではあったが。ドキドキしてなかったんですね(苦笑)。

で。


Jeff Beck-Led Boots

のっけからドキドキしますよね(笑)。『ブロウ・バイ・ブロウ』の路線を、よりハードでシャープな方向に推し進めた感じ。
何故『ブロウ・バイ・ブロウ』の後すぐにこれを聴かなかったか……多分『ブロウ・バイ・ブロウ』にあまりドキドキしなかったんでしょうね(苦笑)。


Jeff Beck - Blue Wind

ただ、この格好良いアルバムの作曲クレジットに、ベック本人の名前が一つたりとも無いというのがな。



No.011:Uriah Heep『Demons And Wizards』 ¥990
正直あまり期待してなかったのだが、果たして某ブックオフにて存在確認。1枚1000円という値段を目安としている中古盤収穫において、ギリギリだがセーフの範囲内だったため、迷わず購入となった次第。

ギリギリの値段もそうだが、リマスター版ということでボーナストラックが追加されていることと、紙ケースに入っているのがネックと言えばネックかな。結構取り出しにくいんだよね……。


Uriah Heep - Rainbow Demon

中身に文句は無い。いやそれどころではない。
この前グリーンスレイドの2枚目を聴いた時と同じような感慨があった。今まで聴いてきた作品で、良いんだけど何処か物足りないんだよなあと思っていた部分が、ここで完全に充たされているような。


Uriah Heep - Easy Living [HQ]

デヴィッド・バイロン、ミック・ボックス、ケン・ヘンズレー、ゲイリー・セイン、リー・カースレイクという最強メンバーによる、強度の高い演奏。
前作の路線を受け継ぎつつも、全体的に楽曲の完成度は上がり、且つ統一感のある質感を備えており、今作から初登用のロジャー・ディーンによる幻想的なジャケットとも相俟って、一つの世界観を作り上げている。

……と、感動の余りディスクガイド風の文章になってしまったけれども(苦笑)、しかしこれって、そのまんままるっと、別のバンドのとある作品にも当てはまるんじゃないか?




Y E S - F R A G I L E

最強メンバーによる強度の高い演奏、楽曲の完成度、統一感、初登用のロジャー・ディーン。1972年発売の4作目。
ユーライアヒープは全米23位の出世作だが、イエスは全米4位の大成功作。まあ……もう初っ端『ラウンドアバウト』を聴いた時点で、これは違うよってなるわな。何かが。
さらにそこから、イエスが『危機』という更なる完成度と強度を誇る傑作に辿り着いたのに対し、ユーライアヒープは躓いてしまった、と……。


Uriah Heep - The Wizard

ネガティヴな話が続いてしまったけど、『悪魔と魔法使い』自体は本当に文句無しの傑作だと思う。
この路線をさらに推し進めた大作……一足早いブラックモアズレインボーのような、ハードロック的様式美の極致を目指すことができていれば、ユーライアヒープの名前はもっと大きく残っていたはずだ、というのが僕の考えである。それは、決して全くの無理筋というわけではなかったと思うのだけど……。



ユーライアヒープ収集は、とりあえず一段落かな。まあ1枚目が残ってるが、とりあえずは。
ハードスタッフ(ジョン・デュ・カン)は依然見つからないし、ホークウィンドやバッジーなんていう新たな目標はあるけど、まあもうほぼほぼ無いのは確定してるので気長に待つ態勢かな。

……って言うか、3連休の度に良いペースで収穫が増えるのも、そろそろどうかなっていうね(苦笑)。