……うん、まあ、せめて浸るか。本当はもっと、心から浸れるシチュエーションであれば良かったんだけど。
というわけで、今日の収穫。

No.038:GRAPEVINE『新しい果実』 ¥5500
僕とグレイプバインとの出会いは……みたいなことをひとしきり書こうかと思ったんだけど、やめた。メンタルがアレだっていうのもあるけど、それ以上に、この作品にぶっ飛ばされたというのが大きい。
GRAPEVINE – 目覚ましはいつも鳴りやまない(Official Lyric Video)
まず、前回3秒で止めたMV。『ねずみ浄土』とこの曲がド頭に置かれて、えっこれお洒落系シティポップですか? みたいな感じに見せておいて、
GRAPEVINE - 「Gifted」(Official Lyric Video)
何言ってんのここからが本番よ? と言わんばかりに、一気に深い海の中へ連れてゆかれる展開。
正直時系列で追ってないので、どこからどこまでがどれだけ新機軸なのかわからないのが辛いが、いかにもバインらしい『さみだれ』の後の『josh』が物凄い鮮烈に感じられた。今のところ、この辺がフェイバリットかな。
で、今更だけど歌詞が深い。
描写が直接的でないうえに歌い方でもはぐらかされているのだけど、読むと色々と考えてしまう。新しく手に入れたもの、変わらず続いてゆくもの、失われてしまったもの、失った代わりに手に入れたもの、失った後も続いてゆくもの……今この状況で。
震災の後がそうだったように、「今この状況で」生み出されたものとして、どうしても意識せざるを得ない所がある。くるりの『天才の愛』と同様、このアルバムも非常事態で生まれた芸術、戦時下の音楽ということになるのだろう。言わざるを得ないのだろう。
だからまあ、重い。重いんだけど、食い難くはない。でも、食うとやっぱり腹にたまる。そんな感じ。その流れで行くと、腹がこなれた頃にまた食いたくなるってところだろうな……まあ今日既に2回聴いてるが(笑)。
初回限定版という事で2枚組のライブが同梱と……このコスパよ。こちらの方は、シンプルに楽しめると思います。
で、僕とグレイプバインの出会いだけど、まあ御多分に漏れず『スロウ』と『光について』になるよね。あのメロディは本当……史上に残ると思うわ。