・イスラボニータ
通算成績6戦5勝、重賞3勝。
今年のクラシック「牡馬の」世代トップにして、現状唯一の3冠有資格馬となった、イスラボニータ。
イスラボニータ 皐月賞 2014
去年同時期のロゴタイプと比べても、「強さ」と言うものを感じない馬だなと思う。スケール感よりは完成度の高さで勝ち進んでいるような。
レース振りにもそれ程破天荒な感じは無く、無難に好位から中団につけ、直線でさっと先頭に立つと、然程着差をつけることもなく淡々と……。
本当に強い馬というのは、或いはこういう馬の事を言うのかも知れない。
この馬が現状どの程度力を発揮して、どの程度のお釣りを残しているのか、は、推して量るしかない所ではある。
ただ、恐らく蛯名騎手はこの馬を完全に手の内に入れているはずで、これまで通りのパフォーマンスを見せられる事に関しては間違い無いと見ている。
しかし、それだけでは勝てないのがダービーというレースであるのも、また歴史が証明している通りである。
蛯名自身、完璧に乗ったフェノーメノで、ディープブリランテと岩田の執念の前に敗れた苦い経験は、恐らく記憶に新しい筈だ。
去年の展望と同様に、この馬の100%以上の力を出す事を強いるような、乾坤一擲の仕掛けが打てる馬がどの程度いるのか、いないのか、をまずは考えてみる事にしたい。
もしいないのであれば、ダービーの栄冠に最も近いのはこの馬で間違いない、ということになる。