「競馬」テーマの記事は……やめよう(笑)。とにかく、たくさんだ(笑)。
牡馬クラシックではエピファネイアと心中し、牝馬戦線ではメイショウマンボに翻弄され、ジェンティルドンナやキズナには今一歩移入できない一方、ロードカナロアとオルフェーヴルのラストランに驚愕した、そんな1年だった。
しかしどうしても1頭を挙げるとするなら、やはりこの馬ということになる。
2013 第54回 宝塚記念 ゴールドシップ(HD)
少なくとも、僕がゴールドシップに対して抱いていた幻想は、秋の3戦で全て打ち砕かれた。
高速馬場・瞬発力勝負への対応力の無さは結局改善の形跡を見せなかったし、宝塚記念で証明して見せたはずのスタミナ勝負での強さも、有馬記念においてオルフェーヴルにぶっちぎられただけでなくウインバリアシオンの後塵まで拝するに至って、この上ない形で否定される結果となった。
オルフェーヴルは、もういない。しかしウインバリアシオンは健在だ。
同期のフェノーメノ、年下のエピファネイアやキズナといった辺りも春の古馬戦線には臨んでくる。
来年もまた、ゴールドシップにとっては厳しい舞台、正念場が続くことに変わりは無いだろう。
メジロマックイーン第37回産経大阪杯平成5年1993 GⅡ
同配合のドリームジャーニーとオルフェーヴルは、4歳において共に試行錯誤に伴う停滞、もしくは停滞に伴う試行錯誤を見せた後、5歳で再び大輪を咲かせた。
そして遡れば、母の父のメジロマックイーンからして同じような道を辿り、怪我による長期休養もあったとは言え6歳秋まで成長を続けた馬であった。
年を経るにつれてスピード能力を増していったメジロマックイーンの因子をゴールドシップが受け継いでいるとするなら、再びの復権も十分に可能だ。
ただし……オルフェーヴル兄弟と池添、メジロマックイーンと武豊のような、強固なパートナーシップが必要不可欠になるのだが。
無理やりにでも馬を動かしてしまえる豪腕と、人馬の戦略の継続性という点を鑑みれば、ゴールドシップには現状内田騎手しか考えられないと思う。有馬記念の乗り替わりは、一時のカンフル剤であると同時に今後を見据えた布石であろう。
……僕はそう信じたい。もしそうでないなら、この馬に対する思い入れは半減してしまうだろう。