The Young Person's Guide To The Progressive Rock | Everyday People Dance To The Music

Everyday People Dance To The Music

日々人は音と共に踊る

この「Young Person's Guide」というのは「若者に向けて」ということであると同時に「若輩者による」と言う意味も込めているつもり。
つまり入門者が素人に送るガイドブック、という、まあなんとも微妙な(笑)。

もとい、さてここからが、本当に言いたかったことである。



……が、その前に。

前の記事で「21世紀の精神異常者」の動画を貼ったが、特にプログレというジャンルにおいては、アルバムという構成単位が大きな意味を持つことが多い、ということを強調しておきたい。
この1曲単体で聴くと言うのではなく、できればCDアルバムを買って……まあ最悪レンタルでもいいけど、アルバム1枚全体を通して聴くということをしてほしいと思う。

In the Court of the Crimson King/Discipline Us

¥1,330
Amazon.co.jp


何せこの『クリムゾンキングの宮殿(以下『宮殿』)』というアルバムには、ジャズロック系、シンフォニック系、フォーク・トラッド系、フリーインプロビゼーション等、プログレというジャンルを構成する主要要素の原型がずらりと並んでいる、からである。もちろん、この1枚でプログレの全てがわかる、なんてことは、口が裂けても言えないのだけど。


King Crimson - In the Court of the Crimson King - ( Full Album )

……なんて言ってたら、こんな動画もあるのね。全部聴けるっていう。
もうそれでいいです(苦笑)。



では改めて。

「最初の1曲目」としての「21世紀の精神異常者」に続いて、とりあえず流れで『宮殿』1枚聴いていただいたとして、様々な感想があるだろうとは思うが、つまりはそれがプログレというジャンルに対する第一印象ということになる。
そして、僕がそうだったからと言うわけではないが、大抵の場合それは

「よくわからない、が、なんか凄い」

というようなものであると思う。「わからない」と「凄い」の度合いと言うか分量が個々に違うというだけで。

そしてその度合いに応じて、続けて別のを聴きたい/聴きたくない、或いはもうプログレはいいですということになるわけだが、それはもう好き好きと言うしかない。
ただ、もういいです、という場合にも、せめてその前にこれだけは聴いてくれという1曲・1枚がある。言うなれば「最後の1曲」である。


Yes - Roundabout

ジョジョの曲とか言うな(笑)。

僕自身、『宮殿』を聴いた後それなりに色々聴いた、ような記憶がある。ピンクフロイドの『原子心母』とか『狂気』とか。もう一つ、ピンと来なかった、はずだ。
そしてたどり着いたのがイエスだった。

Fragile/Elektra / Wea

¥1,921
Amazon.co.jp

『こわれもの』というアルバムが、僕にとってプログレへの本格的な入り口になったわけだが、それはひとえに、イエスというバンドのポップさ故である。
各楽器の自己主張が激しすぎるほど激しい演奏や、長尺の曲に起伏や展開を盛り沢山に盛り込む点は他のバンドとも共通する特徴ではあるが、イエスの場合根本にビートルズ直系の歌メロとコーラスという要素があるおかげで、とにかく聴きやすくわかりやすい。

正直「ラウンドアバウト」を聴いてもまだピンと来ないようなら、プログレでは他の何を聴いてもピンと来ないんじゃないかとすら思う。まあプログレ史上に残る名曲なので、これくらいは言ってもいいだろう(笑)。
これがすんなり入るようなら、もう一つの代表作であるアルバム『危機』もお薦めしたい。タイトル曲が19分の大作なので『こわれもの』より敷居は少し高いが。


Yes - Close To The Edge

重ねて言うが、最初ではなく最後に聴くと言うのがミソ。
僕自身、パンチの効いた曲にのけぞった後だからこそ、よりすんなり聴けたという部分は大きかった。

まあ、最終的には「イエス万歳」という話になってしまうのでここでおく。
続きは……未定。