直截的な歌詞というのは基本的に好きではない。
安っぽい「感動」や「共感」など犬にでもくれてやればいいとは思う。
[PV] ツバサ / アンダーグラフ
今朝、冷たく張り詰めた空気の中、ヘッドホンでこの曲を聴きながら僕は少しだけ泣きそうになったけれど、そして時々僕はこの曲を無性に聴きたくなるのだけれど、それはこの曲の歌詞が胸を打つから、ではない。
この曲が発売された当時、僕は鳥取で一人暮らしをしていた。
無聊を慰めるために訪れるレンタルショップや中古コミック店で、必ずと言っていいほどこの曲が流れていたのを覚えている。
「人は翼を持つと、自由になれるんですか?」
あざといなあ、と当時も思っていたし今もそれは変わりはない。
そんな思いもひっくるめて、鳥取の夜道を自転車で駆け抜けていた日々は、いくつかある僕の青春の時期の一つで、この曲はそんな日々の記憶にダイレクトに結びついている。
安っぽい「感動」や「共感」など犬にでもくれてやる。
本物のそれは、結局心の内側にしかないのである。