エリンコートに関して、某サイトの某掲示板では案の定と言うか池添叩きのコメントが溢れていたのだが、まあ冷静に考えればあの手の奇策は成功したら手放しで賞賛され失敗したら叩かれてなんぼなので、あれはあれで自然な反応と言うものだろう。
……ただ、やるんなら前哨戦でやってほしかった、というコメントにだけは同意しかねるなあ。奇策は一か八か本番でやってこそだろ。
それはともかく、エリンコートの怒涛の捲り、そして怒涛の逆噴射を思い返している時に、僕の脳裏には別のもう1頭の馬の姿が浮かんでいた。
シルクプリマドンナ、をyoutubeで検索しようとしても、もしかしてマドンナのことかと聞き返される(苦笑)のだけど、新馬戦で後続を2.7秒ぶっちぎった映像を見た瞬間から、この馬は僕の最初のアイドルになった。
シルクプリマドンナとアグネスフライトをデビュー戦から注目して見続けられたというのが競馬本格観戦初年度の一番の思い出であり、自分の中での勲章でもある。
その後の見所の無さもエリンコートとタメを張るくらいのものがあるシルクプリマドンナが、引退レースとなったエリザベス女王杯で、ほんのほんの一瞬だけ「ひょっとしたら勝てるんじゃないか」という鋭さを見せたことを僕は忘れない。
今見返してみたが、確かにほんのほんの一瞬だけ、大外から伸びて差し切ってしまいそうな勢いがあった気がした。まあ、同じ脚色のファインモーションがそのまま伸び続けてぶっちぎったので、完全にかき消されてしまっているが。
おまけとして。
前哨戦でこのド派手な競馬をやってのけたランニングゲイルが以後どうなったかを、「やるんなら前哨戦でやってほしかった」とか言ってる人にはよく考えていただきたいのである。