僕自身にとっての『ランドマーク』 | Everyday People Dance To The Music

Everyday People Dance To The Music

日々人は音と共に踊る

♪フライングゲぇットぉ~ぼくはひとあしさきぃにぃ~



……もとい!

$Everyday People Dance To The Music


『それでは、また明日』の時にはフライングゲットすることすら忘れていたわけだが(そして発売日に勝ったはずのシングル盤が何故か今見当たらない(笑))、今回はきっちりゲットしてきた。
……とは言え、決して待ち望んでいたというわけでもない。このところマイルスだジミヘンだコルトレーンだクリームだと忙しかった、それもあるけれど。



前作『マジックディスク』の時に、アジカンは確かに変わったと思っていた。そして実際かなりドラスティックに変わっていたのだけれど、実際に流れる音よりも「とにかく変えよう、変わっていこう」という意識が妙に先走っているように思えて、実際に耳や心に馴染むのはむしろ変わらずそこにあるメロディーの良さの方であったりして、そのギャップが気になって心底からハマれなかった。

コンピ盤やシングルのリリースは逐一チェックしていたし、その中でまたさらに新しいモードにアジカンが入りつつあることはわかっていたけれど、それでもまだ突き抜けきらない感じがしていた。
今回のリリースに当たっての雑誌記事も一通りは読んだけれども、自分の中ではまだ信じ切れないというか、今一つ盛り上がりきらないままでリリース日(前日だが)を迎えたわけだ。

聴いた。



正直もう、言葉は要らない。

強いて言うなら、雑誌記事では『ソルファ』がしきりに引き合いに出されていたけれど、このアルバムは決して(原点)回帰なんてものではなく、前作で「変えよう」とあがいて先走って空回っていた要素をも全てひっくるめて正当に進化させた、少なくとも現時点での完成形とも言うべきものであるということ。
それが音に、歌に、詞に、目に見えて現れている。今までとはまるで違う、今まで通りのアジカンがある。

だから感動した。

感動した、なんて簡単に言いたくはないのだけど、これに関してはもうそう言う他無いから仕方無いのだ。実際ほんのちょっとだけど、目頭が熱くなりさえしたよ。



そして今僕が考えているのは、このアルバムがアジカンにとって『ラバーソウル』になるのか『アビーロード』になるのか、ということである。