個展が終わり・・・ |  SHOKEI 'S TIMES

個展が終わり・・・

           

          個展が終わり 今はこんなふうに

          項垂れて いろいろ反省中であります。

 

           

 

 

ギャルリー・コパンダールに於いての個展が終わりました。

コロナ感染の渦中ではありましたが、 見に来てくださいま

した方々、どうも有難うございました。

 

 

          

 

 

ここ数年、「個展」をする必要性や意味が曖昧に思え 控え

ていました。 

(小さな個展は 清瀬のトモズという画廊で毎年 開かせてもらって

いましたが、銀座や京橋で開く個展は久々です。)

 

 

しかし 実際に開催してみると 想像していたよりも はるかに

大きな手応えがあり、収穫がありました。

 

やはり絵は 生で見てもらい、 直接 感想を聞くものだと思いました。

個人的に個展の必要性は あると感じました。

 

 

 

絵は 一人で自問自答しながら描き進めるものですが、自分では

自分の事が見えないものなので 「表現」には第三者の存在が必要

なのだとつくづく思いました。

 

 

 

 

 

以前に尊敬する末松先生が話されたフランスの詩人の言葉に

「作品はいつも、われわれの怠惰を厳しく立証する。

お前はまだ こんなことしかしていない。」というのを

個展の最中に思い出しました。

 

 

 

          

 

 

 

 

今年の「水彩人」展は コロナの影響で中止となり、ネット上の

『Web展』となりました。

 

新型コロナの感染の影響で 仕方がなく、このような発表の方法を

とったのは わかりますが、 私は賛成していません。

 

まるで見合いの写真だけで結婚相手を決めるような実体の無い感じですし、

サンプルの一つになったようにも見えます。

 

 

水彩人は展示の方法も一段掛けに拘ったり、画材に対しても繊細に注意を

払ってきたはずの運動体です。なるべく本物志向でいきたいと思います。

 

 

絵画は 本来、ネットや印刷物ような情報化された「展示的価値」よりも 

ベンヤミンの唱えた『アウラ』の重要性を先ず、大切にすべきだと考えます。

 

 

 

 

また2年経ったら 「倍返しだぁ」と個展を開きたいと考えていますので

よろしくお願いします。

 

 

その頃にはコロナの感染も衰退していることを願いながら〜