夏バテかな  9/1 |  SHOKEI 'S TIMES

 夏バテかな  9/1

8月から描いていたP30号の水彩画を一旦、終わりにしました。
次の作品の制作に取り組まないと間に合わないので~。

shokei’s time-空の息2
                   蒼い時間

絵筆を置く時をいつにするかは、とても難しいです。

技術的な画面処理としての完成度よりも
「言いたかったことが形になったか」というコンセプト重視で
作品を終わりにしたいと考えています。

しかし実際は、ハッキリしないことが多く
今回の絵は「なんか疲れちゃったから~」です。
スミマセン。

疲れた脳ミソで終わりにしても翌朝、見直すと 
また作品に手を入れたくなってしまうことも多いです。
後日、また変身するかもしれません。

求めているのは神業的な「完全作品」ではなく
未完成であっても人間的な絵というか、
自分の呼吸の延長としての痕みたいなモノかもしれません。

江戸川をモチーフに選ぶ時、
彼岸的な時間の形象化や
優しい不条理な力なんてことをイメージして
描き始めることが多かったのですが 

今回は、描いているうちに自分でも
訳が分からなくなってしまったようです。
透明水彩画では あまり使わないジェッソを初めから使い
界面活性剤「オックスゴール」の実験もしてみました。

画材や技法に頼ったり拘るのではありません。
むしろ その逆で 常識的に言う
「水彩は○○○で あるべきだ」という考え方を
全く気にしないで描いてみたいのです。
 
と  意気込みは上々だが・・・


次の作品は・・・
・・・まったく決まらない。

夏バテか  秋風邪か・・・熱っぽくて
元気がでない(インフルエンザじゃないと思うが)

困ったチャンです。



さっきまで聴いていたのは
シューベルトのピアノソナタ21番です。 
ピアニスト内田光子は流石ですね。
この曲の冒頭部分の低音を聴くと 
川端康成の『山の音』がイメージされるんです。
死を告げる山の音なんて 怖いけど。
シューベルトは 梅毒で
ずっと死の恐怖に怯えていたとか~