7/26 銚子で写生!
ひょんなことから先月末に
銚子市の犬吠埼方面に写生に行ってきました。
朝,東京は快晴だったので
画材を背負って勇んで出かけました。
特急『しおさい』なら2時間もかからないで
銚子まで行けます。
こちらで絵を描くのは4回目になるので
少しですが土地勘もあります。
弓ケ浜駅で下車して海岸沿いを歩き、
まずは浜辺から
「犬吠埼燈台」を描こうと思っていましたが、
海は海霧というのか白いガスが濃くたちこめていて、
水平線どころか燈台も見えません。
強風で波も高く海は荒れ狂っていました。
小雨もパラつき始めたので
燈台を描くのは諦めて、
サザエの串焼きを頬張りながら
長崎町に向かいました。
いくら待ってもガスはなくならず
予定していた「漁村の連なる瓦屋根」の絵も
ほとんど描けず断念。
最後の目的地『犬岩』に着いたのは午後2時過ぎでした。
![shokei’s time-犬岩3](https://stat.ameba.jp/user_images/20090803/02/s0008/e6/b1/j/t02200165_0800060010225513565.jpg?caw=800)
「犬岩」は義経の愛犬が岩と化したという悲話がある
10メートル強の犬のような姿をした岩です。
白いガスに霞んだ犬岩は、
怪獣のシルエットのようにも見えました。
写生中の犬岩の動画
鋭い岩場で不安定な上に強風と波しぶきの中、
台風時のレポーターのような格好で絵を描き始めました。
波しぶきと小雨がメガネを曇らせるのでますます見えないし、
スケッチブックは濡れ・・・最悪。
でも見えない分、全体が見えてくる感じがして、
「存在の大きさ」に触れたようでだんだん楽しくなってきたのです。
無我夢中で3時間半ぐらい格闘していたら、
雨が大粒になってきてしまいオシマイにしました。
今度は快晴の時にまた同じ場所で挑戦してみたいと思います。
ケッ作は出来ませんでしたが「描いた」という手応えがあり、
充分に満足できた一日になりました。
写生は やっぱり楽しいです。