■ サプリの飲み方について
サプリメントは食後すぐに飲むのが効果的です。栄養素はその栄養素を単体で摂取するよりも、複数を同時に摂取する方が吸収率が上がる性質があります。
たとえば、鉄分はビタミンCと一緒に飲む方が吸収率が飛躍的に上がりまた、マグネシウムとカルシウムは1対3の割合で飲まないと吸収されないといったことが挙げられます。
ただし、アミノ酸を摂取する場合、空腹時を選んでください。非常に簡素的に説明になってしまいますが、アミノ酸が脳に乗り込まれて脳内物質に合成される場合、血流脳関門では、選択的にアミノ酸が脳内に取り込まれるようになっており、空腹時の方がほかのアミノ酸と競合せず効率よく脳内に送られるようになっています。
そのため、アミノ酸は単独で空腹時の摂取をお願いいたします。それ以外についてのサプリメントは食後に摂りましょう!
■ サプリメントと抗鬱剤の飲み合わせについて
抗うつ薬とサプリメントは「競合」の恐れがあり、場合によってはお互いの効力を打ち消しあってしまいます。(ナチュラルクリニック代々木談)
そのため、筆者が通院した栄養療法クリニックであるナチュラルクリニック代々木では、食後にまずサプリメントを飲み、その後、30分~1時間程度の時間の間隔を空け薬を飲むようにと指導をされました。
こうすることによって、サプリメントを効果的に体に吸収させ、そして、競合することなく薬の効果を得られるとのことです。
■ 栄養素の過剰摂取について
ビタミンには、水溶性と脂溶性があります。→ビタミンの分類
○水溶性ビタミン一覧
・ビタミンB1(チアミン)
・ビタミンB6(ピリドキシン)
・ビタミンB12(シアノコンバラミン)
・ナイアシン(B3)
・パテトン酸(B5)
・葉酸(ビタミンM)
・ビタミンC
・イノシトール
・ビオチミン
○脂溶性ビタミン一覧
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
水溶性ビタミンは大量に摂取しても、過剰分はすべて体外に排出されるので害はありません。しかし、脂溶性ビタミンの過剰摂取は影響が出ます。→過剰摂取の影響
脂溶性ビタミンが含まれるのはマルチビタミンのみで、サプリの用量・用法を守れば悪影響の心配は全くありません。
さて、ここからがポイントですが、水溶性ビタミンで特にビタミンB群とビタミンCは、うつ病に効果を発揮するビタミンです。
水溶性ビタミンは、ストレス、タバコ、アルコール、砂糖などで簡単に消費され、体から流失してしまうので、うつ病にかかっている場合、一日の成人の摂取目安よりも、大量に必要とされると栄養療法では考えられています。
これまで、紹介してきた栄養療法では、特に、ビタミン群(その中でもナイアシン)とビタミンCを厚生労働省などで規定される一日の摂取量目安よりも
大量に投与することで、効果を上げてきたと報告されきました。
そのため、マルチビタミンとあわせて、ビタミンB群のサプリメントとビタミンCのサプリを摂ることをこのブログでも推奨しています。
次にミネラル類ですが、脂溶性ビタミンと同じように、過剰摂取は以下の様なトラブルを引き起こします。
・亜鉛
過剰摂取は銅の吸収を阻害し、貧血、免疫力低下につながる。
・マグネシウム
肝臓機能障害の人は多量のマグネシウムを長期間とり続けると害がある。
・カルシウム
カルシウムを過剰に摂取すると、結石やミルクアルカリ症候群、高カルシウム尿症などに罹る危険性がある。しかし、通常の食生活においてカルシウムの過剰摂取を心配する必要はない。むしろ、カルシウムは現代日本人に不足している栄養分。カルシウムの優れた供給源である牛乳・乳製品を積極的に摂ると良い。
・カリウム
高カリウム血症(知覚異常、不整脈、脱力感、筋麻痺、嘔吐、下痢)
・マンガン
鉄不足、神経障害(パーキンソン様)
・ヨウ素
甲状腺腫
・クロム
DNA障害、皮膚障害、肝・腎障害、肺癌
・鉄
鉄は肝臓や心臓・膵臓に蓄積しやすく、放置すれば[肝硬変][肝ガン][心不全]につながる。
・セレン
脱毛、皮膚病変、吐き気、神経異常、爪の異常、貧血、呼吸困難→参照
ただし、カルシウムの項目に書いてある通り、 現代人の食生活で、サプリを飲んだからと言って、カルシウムを過剰摂取することは、まずあり得ません。
この事は、他のミネラルについても同様に言えます。そもそもミネラルの十分な摂取は、食事では難しい上に、しかも、現代の農業では何十年に渡る耕作で土地が痩せてしまい、現代の野菜のミネラルの含有量が激減してい実態があります。
以下は、アミノ酸とリン脂質です。これらのサプリメントは、ご自分の食生活と照らして、過剰のリスクを検討した上で考えてみてください。
・トリプトファン(アミノ酸)
過剰摂取は肝臓に悪影響を与えることがあり、摂り過ぎには注意が必要。 →参照
・GABA(アミノ酸)
GABAの過剰摂取は逆に不安感の増大につながる。→参照
・フェニルアラニン(アミノ酸)
過剰摂取によって高血圧を起こすことがある。→参照
・ホスファチジルセリンおよび・ホスファチジルコリン(リン脂質)
長期にわたって過剰なリンを摂取した場合の悪影響には、腎機能の低下、副甲状腺機能の亢進、カルシウムの吸収抑制がある。リンはカルシウム代謝と関係が深く、カルシウムとリンの摂取量の比は、1:1が理想的。→参照
これらを把握し、サプリメントを利用する事がうつ症状の改善に効果的だと思われます。
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