佐藤 祐介  -8ページ目

佐藤 祐介 

新たな人生へ

前期も後1試合…

チームは、問題を抱えたまま…

不満や怒りは内に隠しています。

試合だけに、集中したいから。



世界が一つになれるというのは、
平和な世の中しか知らない、
日本人の綺麗事だと、
ブラジル人監督に言われた事があります。

一つのチーム内でも、
価値観の違いや宗教の違いで、
これほど揉める姿を目の前にして、
何が正しいのかわからなくなります。

大事な事は、
国の文化やスタイル、
そして宗教観を、違う考え方の人に、
押し付けない事と、
わかってもらえる事が当たり前だと
いう考えを捨てる事かなと。

こういった事は、
日本に居たら考える事はないですが、
これほど異文化に接すると、
考えらずにはいられません。

貴重かもしれませんが、
プロでいる時間は、
サッカーを学び、
サッカーに全てを捧げたいです。



そんな気持ちです。
































韓国人選手の一人が、

解雇されました…

形的には、監督と喧嘩別れ。



この三人はいつも一緒でした。

監督は癖があり、

僕も正直言って、合いません。



試合中、練習中に口論して、

何度も険悪な雰囲気に…

だけど、監督の元で、

チームの為に戦う気持ちに、

変わりはありません。

監督との相性は、

選手にとっては重要な部分。

だけど、自分と合わない監督でも、

しっかりと仕事をすることは、

選手として、当たり前の事。

どんな監督の元でも、

試合に出れる選手でありたい。



サッカー人生は、

出会いと別れの繰り返し。



色々な監督や選手と共に過ごし、

いい思い出も、嫌な思い出もありますが、





それら全ての思い出は、

自分の人生の財産となり、

これからの糧になると思います。

起承転結でいうならば、

自分のサッカー人生は、「結」の部分。

終わるというより、

これまでのサッカー人生を、

全て結んで、最高の時間、

形を作りたいです。



頑張ります。













タイ新南部のナラティワート県。

バスで14時間かかりました…

このあたりは、ほぼイスラム教徒。

街の雰囲気も殺伐として、
スタジアムの雰囲気も異様でした…

プーケットも今年は、
イスラム教徒の選手が多く、
監督、選手もマレー語を話せるため、
わかりにくい事がたくさんあります。

宗教が違う事によって、
チーム内で、小さな衝突があります。

宗教争いが何故なくならないか…

その答えが、
こういった生活の中から、
見えてきます。





試合は0-0の引き分け。

勝てません。。

悔しさとやるせなさ、
疲労を抱えながら、
試合後すぐに14時間かけ、
プーケットに戻りました。

一睡も出来ず、
昼前に着いたので、
韓国人選手とホテルヒルトンの、
サンデーランチに行きました。





リラックス出来ました。

また頑張ります。