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佐藤 祐介 

新たな人生へ

僕より12歳も離れた日本人選手が、

テストを受けに来ていました。


残念ながら契約には至りませんでしたが、


最後の試合では、気持ちの入った素晴らしいプレイに、


心動かされました。





戦う気持ちに、勝るものはないし、


本当に人を魅了するのは、


気持ちのこもったプレイ。


若いという事も、選手としての魅力の一つ。


必要とされ無ければ、


若くても道が閉ざされるこの世界ですが、


これからも果敢に勝負してもらいたいです!





こういった若い選手と、


争う事がある今の現状が不思議ですが、


それだけ長くプロ選手を、


続けている証拠でもあります。


いつかは、若さの前に勝てなくなる日が来ます。


絶えず変わらず過ごせるのは不可能。


自分の選手としての時間を感じ、


時間の流れの儚さを、同時に感じたのは初めてでした。



色々な感情との戦いですが、


今週から再開するリーグ戦に、


全力で集中します!



先月ですが、このブログでも
紹介したイケメントレーナーが、
オーストラリアに帰国しました。



最後の練習に、ブラジル人の
アンドレと写真を撮りました。

この三人でいつもチームについて、
相談をしていたので、
また一人、心の支えを失い、
寂しい気持ちです。

今年は、チームに雁字搦めにされ、
精神的な休息はありません。

この時期は、外国人選手にとって、
入れ替えの時期になり、
落ち着かない日々です。

二年前、
ネネビをサポートしたい気持ちで、
彼に引っ張られる形で、
過ごしていた日々ですが、
今は、僕がみんなを引っ張る立場です。



考えすぎかもしれませんが、
そのくらい構えていないと、
このチームのキャプテンは、
やっていけません。

再開まで約半月。
再開後、
すぐにネネビとの対戦があります。

彼の背中を見て、
いつか自分もキャプテンとして、
ピッチに立ちたいと思いながら、
二年が過ぎ、
それを実際に形にしたとき、
色々な感情が生まれています。


最後に...

色々ありますが、
それでも毎日が競争で、
もの凄い緊張感や危機感の中、
今もプロ選手として、
生きていけて、
毎日不満を言ったりしますが、
この生活が出来なくなった時、
この環境が恋しくなることも、
自分自身が、一番わかっています。



だから、今の環境で出来る間は、
1日も無駄にしたくないです。

明日も頑張ります。





今は中断期間です。

再開は一ヶ月後。

少しの間、日本に帰っていました。

昨日から練習再開。



ある練習を意識しています。



シュート練習です。

自分の中に新しいオプションが、

必要だと感じました。

増やしていかないと、

生き残れないという危機感からです。

だから、こういった期間を、

利用していきたいです。


現状維持ではいつか飽きられる。

いつもそう思っています。


サッカー選手は、生鮮食品。
いつも新鮮さを保たないと、
意味がないから。


大学時代、

ブラジル人監督に言われました。

時が経ち、

昔はよくわからなかったけど、

今になって本当の意味が、

わかる時があります。

今がその瞬間です。

まずはやってみます。

そして、判断します。

では、また。