「湘南国際マラソン」、10kmの部に出場しました。
私はもともと、運動は大嫌いです。
運動神経というものがまったくなくて、喘息持ちで体力もない。
小学校の頃の悩みといえば、体育の時間と運動会でした。
9月から運動会の練習が始まるので、8月の終わり頃から憂鬱でした。
運動会で親に無様なところを見られたくなくて
「全員参加の徒競走の後に来て」って言ってました。
”出来ない自分”を見られるのが、本当に惨めで嫌でした。
運動以外にも「出来ないコンプレックス」がとにかく強かったので
「やる」「やらない」の選択は殆どが「やらない」でした。
いろんなチャンスが巡って来たと思うけど、
見て見ぬ振りをしてきました。
「何をやってもどうせ出来ないに決まってるし、
他人にかっこわるいところを見られるくらいなら、
自分が『ほらやっぱりダメだった』と思うくらいなら、
始めからやらない方がマシだ」
というスタンスで生きてきました。
昨年、育児ストレス解消のためになんとなくランニングを始め
そして勢いで申し込んじゃった大会…。
コースの西湘バイパスは地元だし、私が一番大好きな道。
でも、すーっごく大きな大会だし
身内が見に来ちゃうし
もしかしたら知り合いに会うかもしれないし
おまけにおまけに
練習で、10km走れたことがない
ピーンチ!!!
無様な姿をさらすかもしれない。
怖がる心を表すように
レース一週間前から
腰痛が発生。
えまーじぇんしー!!
弱い心がむくむくと。
私、本番を回避するいい方法を知ってるんです。
ばっくれちゃえばいいんじゃないかな。
だって腰も痛いし
本格的に痛めちゃったら、翌週の育児は誰がするの?
天気も悪いみたいだし
無理しない方がいいんじゃないかな。
本番に対する不安が出てくると、別の不安も次々に。
当日の朝、起きられるかな。
無事に会場に着けるかな。
集合場所を間違えたらどうしよう。
コースを間違えたらどうしよう。
長年培った言い訳技術が役立つ時がやってきた。
怖い怖い!ばっくれちゃえー!
同時に、別の心の声も。
またお得意のばっくれかよ。
結局、口ばっかりだな。
足腰の筋が強張る中、私の心は荒れ模様。
大会の2日前だったかな。
心屋仁之助師匠のBeトレDVDを拝見。
「次のステージへ」の回。
師匠はこんな感じのことを言わはった。
「次のステージにチャレンジする時、邪魔になるのが『恥』。
自分、まだまだだし...
失敗したらどうしよう
誰かに何か言われたらどうしよう
それを乗り込んで、挑んでみる。
うまくいかない自分を笑おう。
失敗した自分を、反省しない、責めない」
笑うのかぁ。
私は何事も失敗ばかりで
いつも怒られてたし
自分はダメな人間だと思ってたし
どうせ出来ない
また怒られる
また責められる
…と、自分を責めてた。諦めてた

うまく笑えるか分んないけど
制限時間内に走れなくて、収容車に乗せられても
棄権して、収容車に乗せられても
とりあえず、スタートラインに立とう。
とりあえず、走り出してみよう。
不思議な事に、翌日(大会前日)から体の痛みが消えました。
さぁ、本番だー!
誰も誘わずひとりでエントリーしたので
行きはひとりで電車に乗り、最寄り駅からのバスもひとりで。
不思議と、心が落ち着いてた。
だいぶ早めに会場に着いて、荷物をさっさと置いて会場内を散策。
まだ早朝なのでどのブースも開いてないけど、選手の皆さんでいっぱい。
みんな早そうに見える~

集合場所に並んで、スタートラインまで歩く。
友達同士で出場する人が多くて
特に話す人がいない私は、会話を盗み聞きしながら歩く。

車がいない西湘バイパス。
雨とか風とかいろんな予報でしたが、めっちゃ晴れました。

スタートラインのランナーを応援してくれる人々。
元マラソンランナー千葉真子さん、河野太郎議員、
湘南在住の徳光和夫さんもいました。
私、徳光さんってぶっちゃけ嫌いだったけど、
「皆さん、素敵な笑顔でいってらっしゃい!」
なんて声をかけてくれて、一気に好きになりました。
人間って単純ですね。
スタートラインに着いたら、わりとすぐにスタート。
思った以上に気温が高くて、日影もないのでめっちゃ暑い。
走り出してほどなくして歩く人の姿も。
私はとりあえず、行ける所まで行こう、という作戦。
ペース配分も何も、ハイペースで走る走力がないので
淡々と、いつも通りのペース。
スタッフさんが、声をかけてくれる。
「がんばれー!」
「もう少しで給水所ですよー!」
その声がすっごく嬉しくて、つい俯いてしまいそうになる顔が上がる。
ハイタッチしてくれる人なんかもいて。
ますます嬉しくて、わざわざコースの端まで寄ってハイタッチ(笑
ランナーがよく
「沿道の応援が励みになりました」
なんて話してるけど、ほんとに聞こえてるのかよ、くらいに思ってた。
めっちゃ聞こえてるし、めっちゃ嬉しいのね!
走らなきゃ、知ることのなかったこの喜び!

二度目の給水所で
「水、頭からかぶって大丈夫ですよー!」
と声をかけてくれたスタッフさんがいて
首の後ろが暑くてたまらなかったから、ばしゃーっとかけた。
一気に元気が回復。
最後の1kmをしっかり走りたくて、余力を残す為に少し歩く。
最後の1km地点で走り始めたら
あっ
見えたー!
夫が、手を振っていたのです。
義姉がカメラをかまえて呼んでくれたので、精一杯応えて
息子の名前を何度か呼んだけど、眩しそうに顔をしかめてた(笑
その先に妹一家もいて、また声援に応える。
家族の応援は本当に嬉しい!

(義姉撮影)
しっぽがついてたら、ちぎれんばかりに振っています。
前後のランナーの方は疲れ切って歩いてました。
私はこれでも一応走ってます。
家族の応援でまたまた元気を取り戻した私は、残り1kmを走り切り、完走しました。
嬉しかったぁーっ
家族と落ち合ってご飯を食べ、ブースを探索。

NHK-BSの「ランスマ」でおなじみ、中村優ちゃんが、ワイナイナさんと対談。
優ちゃん、かわいかったなぁ~。
ウルトラマラソンを走破したんだから、ただのかわいい人じゃないね。

どーもくんにも会えた!
やばいやばいめっちゃかわいい!
フルマラソンに出場していた従兄のゴールを見届け、帰宅。
ほんとにほんとに楽しく、充実した一日でした。
何かを成し遂げる喜び
誰かに応援される喜び
大舞台を楽しむ喜び
出場してみなければ、知ることができませんでした。
確実に、自分の中にずっとずっとあった「越えられない壁」を越えた気がします。
あんまり嬉しかったので、この勢いでいろんなことにチャレンジしちゃおうと思います。
次は何をしようかな