間が空いてしまった！
こっちの記事の続きだよ。
実はね
最近、日々日々自分が変わっていくから
書きたかったことがどんどん古くなっちゃって
書きそびれているうちに、
何から書いていいのかわからなくなっちゃってたの。
で、そんなときに、いいネタが！！！
ネタのためにやってるわけじゃないんだけど
結果的にネタになるっていう。
あのね、
父とバトルになったんです。
バトルってほどでもないな。
（どっちや）
父がね、趣味でやってる陶芸で、賞を取ったんです。
その授賞式が週末にあるというので、
「私、行くよ～」って話してたんだけどね
そしたら父が、訳わからんことをあーだこーだ言ってきた。
授賞式がね、
懇親会込みだから会費があるんだけど
まずそれが気に入らないらしい。
（父は守銭奴）
出品するにも金がかかるのに
賞を取っても金取られて
懇親会で飲ませて食わせてまた出品させられる。
そんな俺の気持ちが、おまえにはわからないだろう。
だから授賞式には来るな。
みたいな内容。
（書き方はもっときつい）
知らんがな。
付き合いだかしがらみだか知らんが
好きでそこに身を置いてるんじゃねーのかよ。
作品が評価されて賞を取ったのに、
ケチな根性であーだこーだ文句つけて
関係ない私に八つ当たりされても、知らんわ！！
私、ざけんなよ！って思って
事情は知りませんけど
私はお父さんが受賞したって聞いたから
授賞式を見に行きたいと言っただけです。
何が不満か知らんけど、八つ当たりはやめてください。
授賞式には行きません。頑張ってください。
って送ったのね。
最後の方、手がぶるぶる震えたわ。
私ね、こういうこと、言えなかったの。
子供のころから、いきなり父がキレて怒鳴り散らすことがあった。
私は自分の何が悪いのかわからない。
ただ怖くて、嵐が過ぎるのを待つだけだった。
理由が分からな過ぎて
私が嫌われてるからこんな目に合うんだと思った。
大人になって、あれは八つ当たりだったのか、と気づいた。
仕事やら、母やら、地域の青年団やら
親兄弟やら、バレーボールのコーチやら
父のいろんな関わりの中で生じるストレスを
小さいころから八つ当たりされてきた。
その理不尽さに腹が立った。
大人になって
理不尽な父の態度に反抗したけど
母はそれを咎めた。
母は、父を恐れていたから。
父の不機嫌を恐れて
父が不機嫌にならないように、
父のことを最優先にしてたから。
「なんでお父さんが何でも一番なの？」
って母に聞いたことがある。
「お母さんだって仕事してんのに
お母さんがご飯作って
なんでお父さんが
『おい、メシ！！』とか偉そうに怒鳴りながら
テレビ見てんの？」
って聞いたら
「お父さんがお仕事してるから、あんたたちもごはん食べれるんでしょ」
って言われて
納得いかなかった。
どう見ても、
どう聞いても理不尽な父の物言いを
母が黙って聞いていたり
父が怒鳴って
母がリビングを出て行った後
母が出て行ったリビングの出入り口に向かって
父が持っていた箸を投げつけるのを見たりしてるうちに
諦めるしかないんだと思った。
女だから、
ただ従うしかないんだと思った。
男に力を見せられたら、
女は黙るしかないんだと思った。
子供は大人に支配されて
女は男に支配される
ガッチガチにできた前提。
父から訳の分からないメールが来たとき、
すっごく怖かったんだけど
迷わず、線を引いた。
こういう時に
「私の言動の何が悪くて
父の逆鱗に触れたんだろう」
って、考える癖がついてた。
父が怒ってるメールが来ると
怖くて何もできず、
しばらくそればかりに気を取られて
だけどそんなことはお構いなしに
時間が経てば、何事もなかったようにしている父にホッとしたりして
そしてまた、同じことを繰り返す。
父の機嫌ばかり気にして
父の機嫌に振り回されて
いつの間に、暴力で支配されてしまっていた。
母のように。
私が線を引かないことで、
私に対する暴力を、許してしまっていたんだ。
父にメールして
その話を夫にして
怖くて疲れてぐったりしてたのに
だんだん腹が立ってきて
同時に、自分のために闘えたことが
すごく嬉しくて
不思議とスッキリした。
ほんとは、すごく嬉しかったのだ。
父が賞をもらって
授賞式で父の表彰を見られる。
その日、義母のコーラスの発表会で
終わったら家族で焼肉に行こうと話してて
だけど私は授賞式に行きたいから
私だけ、発表会が終わったら授賞式に行かせてもらうことにしてた。
それを夫と義実家の人たちに話すのも
すごく勇気がいったのだ。
まあ、それは私の事情ですけど。
私の事情ですけど！！！！！！
そーやって
私が差し出した好意を
目の前でバシッと叩きつけられて
足で踏まれるようなことは
これまでも何度もあったし、
今回も悲しくて泣いたけど
私は出来るだけのことをした、という
満足感はあるので
堂々していようと思う。
父のことを分かってあげなきゃ
理解してあげなきゃ、って
ずっと思ってきた。
父の生育歴とか
不器用な性格とか
やもめの孤独とか
分かってあげなきゃかわいそうだと思ってた。
寄り添ってあげれば
分かってあげられれば
父も変わるんじゃないかって期待もあった。
そんな綺麗事で蓋をしてるから
父に対する気持ちが、自分でも分からなかったのだ。
無理に決まってんじゃん。
母が40年かけてやってもダメだったのに。
父は変わらない。
変わる気がないんだから
ほっといて、自分のことに集中しよう。
自分の幸せに邁進しよう。
父よ、ありがとう。
あなたが今回、理不尽にキレてくれたおかげで
私の積年の膿を出し切ることができました。
あなたと私の間に、線を引くことができました。
あのまま、ずるずると穏やかな人のままでいられたら
私はそれを知らずに生きねばならなかった。
怒りに蓋をして、いい娘でいなければならなかった。
線を引けずに、「理不尽言いなり人生」を歩み続けなきゃならなかった。
私は、ちゃんと怒れる人になった。
自分に対する暴力を、拒否できる人間になった。
他者との境目を作れる人間になった。
冷たくなった（笑
暴力も支配も、
受け取り拒否をしていい。
それは出しても出さなくてもいい。
出す、という選択肢も
出さない、という選択肢もある。
私が暴力を出した相手も、
受け取っても、受け取らなくてもいい。
自由なんだ。
父は自由に、暴力を出していただけなのだ。
私はそれを、勝手に受け取ってただけなのだ。
暴力を受け取ることを『愛』だと勘違いしていただけなのだ。
あーーーーー
はいはいはいはい！！
お疲れさまでした！！
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