ワインとファッションの類似性 (前編:イタリアワインの王様の街 Barolo、バローロを訪れて) | 伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

約11年に渡るヨーロッパの様々なステージのラグジュアリーブランドを経て日本に帰国し、衰退産業とも言われている日本の伝統技術を今の形で発信するためのプロジェクト”ARLNATA”アルルナータを主催しているディレクターの独り言です。
https://arlnata.com/index.html

 先週末にイタリアワインの王様と呼ばれている PIEMONTE(ピエモンテ)州にあるBAROLO(バローロ)という街 に行って来ました。行った目的はもちろんのこと、超高級赤ワインを試飲して気に入ったワインを買ったり、それと同時にキノコ類や肉で有名なPIEMONTE(ピエモンテ)州の料理とワインのコラボレーションを楽しみに行くという事でした。BAROLOのお隣にあるALBA(アルバ)という街は同じくワインで有名な街ですが、なんと言ってもキノコ類、特にポルチーニだけやトリュフなどの産地で有名で、その中でも超超高級食材の白トリュフの世界的産地でも有名です。毎年秋には街を挙げて白トリュフ祭りが開催され、世界中から人が集まるようです。

barolo1


barolo map


 以前にも書きましたが、イタリアは独立した小さな国に分かれていた時期が長かったため、今でこそイタリアという一つの国で呼ばれていますが(今のイタリア共和国の前身イタリア王国として統一されたのが1861年3月17日とのこと)、統一前は宗教や異なった民族等が入れ替わり支配していた事もあって、それは食文化や言語にも顕著に現れているといいます。つまり土地ごとの料理もはっきりと分かれていてそのため我々外部の人間は旅行をする時にその土地土地の特産物を楽しむということが出来る訳です(例えばパスタのソースにしても日本で有名なカルボナーラローマがオリジナルで、ミートソーススパゲッティ(ラグーとかボロネーゼとも呼ばれている)はボローニャがオリジナルなどなど。


 そんな中でも僕は個人的に最近ワインに興味があり、なんと言っても日本に比べて値段が断然安く、しかもレストランなどに出かけても、とりあえずビール!が基本な日本とは違いほとんどの人はワインを注文します(ビール等は食前やちょっと軽くバーで飲んだりという事はよくあります)。だったら、せっかくワインを知る機会がこれだけ豊富にあるのだから、楽しみながら勉強しようと思い軽い気持ちで飲み始めて6年少しが経ちました。

 
 始めはとにかく全く何が何だかわかりませんでした。とりあえず何となく好きな感じのラベルの貼ってあるワインを買って試してみたり、友達のホームパーティに呼ばれた時に自分の持って来たワインや他人が持って来ていたものに対してコメントがあったりして少しずつ知識を増やしてきて今に至っています。今では少————しですが、イタリアワインに関しては有名なワインは名前を見てどこの地域のだとか、何のぶどう品種だとかわかる様になって来ましたし、自分のなんとなくの好みもわかって来ましたが、当然の事ながらまだまだド素人です。ただ、美味しいワインを飲んだときは美味しい!まずいときはまずい!と言える様にはなりました。


 日本だとまだまだ値段の問題もあってワインに興味のある人は多いとは思いませんが、自分もイタリアに来る前はワインにはほとんど関心が無かったのが事実です。コンビニなどでも気軽に売っていたりしますが、やはり値段がビールより断然高いし、瓶を見ても味の想像がつかないし中途半端に高い値段(数字)ばかりが気になるし、実際に買って飲んだとしてもなんとなく好きかなーとかあんまり好きじゃないけどこれは美味しいものなのか?とか評価の仕方がよくわからないため、それだったら安心して楽しめるビールが一番!とばかりにビールを買っていました。そんな気持ちでワインから遠ざかっている人も多いと思います。ワインとファッションの類似性、次回に続きます。



本日の記事に興味を持っていただいた方、是非下をクリックしていただき、多くの人と共有できるようご協力お願い致します!!

人気ブログランキングへ