『服飾専門学生の「よく買うブランド」ランキングに見る危機 』を読んで怒っています | 伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

約11年に渡るヨーロッパの様々なステージのラグジュアリーブランドを経て日本に帰国し、衰退産業とも言われている日本の伝統技術を今の形で発信するためのプロジェクト”ARLNATA”アルルナータを主催しているディレクターの独り言です。
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服飾専門学生の「よく買うブランド」ランキングに見る危機

 これは、僕も以前に紹介しましたが今話題になっている記事で、facebook等にもたくさんの人がshareしているのを見かけました。記事というほどのものではなく、ただ現状を知らせただけのニュースの様なものですが、僕の友人と同様、僕もこの記事を読んで腹が立ちました。この現状に、というのもありますが、それよりもこの文を公の場で書いた筆者に対してです。この記事の最後を抜粋させていただきます。



単に危機を叫んでいても仕方がないので、アパレル業界のエライサンたちが真に人材育成を考えているなら、せめて専門学校生に対して何か手を打つべきではないだろうか。
彼らに良い物に触れさせる機会を増やすような取り組みを考える必要がある。


真に人材育成を考えているのならネ。



 書き方もムカつきますが、そんなことより、あなたはどこぞやの素人ですか?って言ってやりたい。この記事は彼の個人のブログがファッションスナップと契約して連携する事で、筆者としては自分の記事がより多くの人に読まれる可能性が増えるし(それによってまた仕事が増える期待ができ、宣伝効果にもなる)、サイト側は少しでも専門家に記事を書いてもらう事でコンテンツの充足を図ろうという事でしょうが、何よりもこの筆者は自分の文章を公に出すということの責任の重さを理解しているのだろうか?僕のように自分のブログで自分の言いたい事を好きなように書くだけであれば100歩譲っていいとしましょう。なぜなら興味の無い人は読みに来ないし、読みたいと思う人だけが訪れる、ブログそのものは普通にしてれば一方的なコミュニケーションツールであり純粋な”公”とは言いがたいと思うのです。ただし、この人の場合はファッションスナップというサイトと提携しているわけで、筆者の読者だけではなく、ファッションスナップの読者を含む多くの人に読まれる事が前提としてある訳でしょう。そんなほぼ”公”の場所に、こんな無責任な文章を掲載していいのか?仮にもこの人の肩書きは「繊維業界記者・ライター兼広報アドバイザー」であり、これがファッション関係者でないと思う人は一人もいないでしょう。ファッション関係者であることを自覚し、この学生の現状を憂い、どうにかしないといけないと思うなら、なぜ自分で答えを探し出して書かなかったのか。心配しています~、大変だ~、どうしよう~、とファッション関係者でなくても誰でも感じれる様なことを書いておいて、解決方法はアパレル業界のエライサンに任せるって?冗談じゃない、ファッションとは無関係な一般人となんら変わらないじゃないですか、こんな所に掲載しときながら。僕はこういう無責任なプロフェッショナルに欠けた態度を放置しておいてはいけないと思います。この筆者は自分をファッションの人間じゃない、ファッションはよくわからないとたまに書いていますが、わからないのならこんなことを書かなければいいんですよ。知らない事をなぜ書くのでしょう?「こういうアンケート結果が出てたみたいですよ」、で終われば良いのに、最後の丸投げの部分が本当に腹が立つ。しかもファッションの人間じゃないのを主張するのであればファションスナップに投稿せずに、ただのスナップに投稿しておけと言ってやりたい。そんなのないだろうけど。もちろんこの筆者は時々良い事も書いているし、共感できる所もあるので全部が悪いと言っているのではありません。ただ、今回の最後の部分は酷いプロじゃない


 この記事を読んで(結構前になりますが)、文章を書いている人達にも言いたい事があったのを思い出したので明日続きを書く事にします(怒)



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