日本の独立(=誕生日)宣言は過去に2回あった。 2回?!
1回目は聖徳太子による中国・随からの独立宣言だ。
隋の煬帝へ遣隋使(小野妹子)を送った文章に、「日の出ところの天子、書を日没するところの天子に致す。つつがなきや」と。 隋からの独立を宣言している。
この宣言は誰もが知っているが、もうひとつは?!
2回目は、今へと続く「新生日本」の始まりの日、誕生日だ。 決して忘れてはならない始まりの日なのだ!
昭和26年(1951)9月8日、米国のサンフランシスコで開かれた講和会議において(吉田茂首相は)48ヶ国と平和条約を結び、ポツダム宣言(敗戦)の受諾から約6年ぶりに主権を回復した。今ある「新生日本」の誕生だ。
「新生日本」が始まり、73年間の平和が続いている。ありがたい73年間だった。なんとかこの平和を今後も続けていきたいものだ! 平和!平和!平和だ!
しかし今、世界には危ない地域も多い。
近くにもある。 台湾がそうだ。中国の厦門市と台湾領金門島はなんと2キロほどしか離れていない。中国は台湾を自国の一部だとしており、いつの日か金門島から始まって台湾本島を占有する動きに出るだろう。
台湾の東に位置する与那国島は台湾との距離が111㌔しか離れていない(東京駅から熱海までは105㌔)。中台戦争になれば、巻き込まれるかもしれない。 沖縄には米軍の基地もある。
今はこの地域の、勢力のバランスがなんとかとれていて、平和が続いている……。
*サンフランシスコ平和条約の調印を終えた後、場所を変えてアメリカ側代表との間で日米安全保障条約が締結された。