コロナ禍が空けて人々は旅行へと動きだした。国内の行先希望地は?!

今は、1位沖縄県、2位:北海道、3位:神奈川県、だとか。 

 

昔はどうだったのか? 江戸時代中期以降の江戸では旅行がブームだったそうだ。平和な時代だったのだ。 

 

本居宣長の『玉勝間*』によれば、江戸時代中期、宝永2年(1705年)の伊勢神宮への参拝者は50日間で362万人に達し、その後の文政13年(1830年)には、約500万人が伊勢へ伊勢へと押し寄せたとある。凄い人数だ!! これは三重県のホームページ「歴史の情報蔵」にある 「多くの民衆伊勢へ『おかげまいり』」 に掲載されている。

 

また、十辺舎一九著作の「東海道中膝栗毛」が1802年(享和2年)から10年以上にわたり人気を博し、「旅行用心集」という旅行本も1810年(文化7年)に版行されている。旅行があこがれの対象だったのだろう。

 

長期の平和にて町民文化も進み、多くの人が読み書きができるようになっていたのだ。平和が続いた江戸時代、庶民文化が息づいている。

 

江戸時代は1603~1868年の265年間。この基礎を作り上げた家康は凄い!としか言いようがない!

 

明治以降には、日清・日露戦争、第1次世界大戦、満州事変、日中戦争、太平洋戦争と対外戦争が続いた。 明治元年(1868年)から敗戦1945年までは77年間。敗戦から2022年で同じ77年間。

 

これを更にさらに続けていかなければならない!

 

               

全国から集ってくるお陰詣(おかげもうで)は、東からきても西からきても伊勢に入るには宮川を越えねばならず、この川は参拝客を必ず足止めする伊勢最大の河川。