喪中葉書が来た。近年は90歳代の親の喪中が多い。介護などでご苦労さまでした、との気持になる。

 

となると、もうすぐ年賀状のシーズンだ。来年は辰年、ユーモアたっぷりの龍をデザインしなければ…。

 

賀状では失敗もある。友人の奥さんが亡くなったのに、こちらからの賀状には「おかげさまで夫婦ともに元気です」としたのを、彼にも送ってしまった。 配慮がなかった。

 

しかし、しかし、だ。 誰にでも様々に幸不幸がやってくる。それに配慮して、紋切り型の「今年もよろしくお願いします」 だけでは伝える情報がない。

 

高齢になった今、みんなに今の私の状況を知っておいてもらうことは必要だ。友人の状況も知りたい。賀状の価値はここにある。わざわざ手書きで今年もよろしく・・・では、何の意味もない。印刷で良いから、今の状況を報告し合うのが賀状の存在価値だ。付き合いも減って、賀状が唯一の情報手段の人たちが多くなった。

 

さらには賀状終了のお知らせが来るようになった。単なる新年の挨拶だけではなく、近況報告が必要な人だけに賀状を送る時代になってきたようだ。 どうしてる?!私は今………、と。

                       

 

今日は12月8日だった。

 

82年前の今日(1941年)、日本はハワイ真珠湾攻撃、マレー半島侵攻を開始した。対米宣戦布告は、事務処理上の遅れから、攻撃50分後となってしまった。

 

日本は日清、日露戦と同様に途中休戦で終われると考えていた。しかし、米側は騙し討ちに激怒し、日本は焦土敗戦へ向かって落ち込んでいくことになった。

 

12月8日のこの日には、ナチスドイツはモスクワから撤退をし、体制を整えようとしたが、その後も退却が続いた。日本はこれを知る由もなく開戦したのだ。

 

今では日本は平和が78年も続いている。まったくありがたいことだ。この平和が子々孫々まで続くことを初詣でお願いして来よう。