私はブログに、個人への批判的な投稿はしたくないが、最近のトランプ大統領の言動には我慢を越えるようなところが多くあり、遂に一筆書いてしまった。

 

トランプ大統領はWHO(国際連合-世界保健機関)に資金供給を止めると言いだした。中国並みに減額するとでも言うのならわかるが、世界の大国アメリカの大統領が言うことではない。さらに、ツイッター社がトランプ大統領の投稿は「事実確認が必要」との注記をつけたことに対して、彼は「SNSを強力に規制するか閉鎖させる」と爆発した怒りを投稿した。自分がやりたいことは何でもできると、そう思っているのだろう、俺は大統領だ!と。

 

5月29日の日経新聞「SNSと政治緊張」の記事に「ワシントン・ポスト紙によると、トランプ氏の事実誤認や誤解を招く発言は大統領就任後、1万8千回にのぼり、その約2割がツイッター経由だった」とある。間違いの多い発言を重ねて、誤りがあったとしても修正や反省はない。

 

6月5日の日経新聞の「米デモ、短期終息描けず 軍動員めぐり政権混乱」の記事の中で、マティス前国防長官が「3年間にわたる成熟した指導者の不在が引き起こしたものだ」とトランプ氏を痛烈に批判した」とある。彼は海兵隊大将、中央軍司令官を務めた軍事の専門家だ。彼はトランプ大統領を未成熟な男と言い切った。

 

トランプさんは、出自の不動産屋の駆け引きが身にしみついたワンマン社長プレジデントだ。彼のような人物が大統領になれるのは、民意を反映しない、選挙上手が当選する選挙制度の仕組みのせいとしか思えない。