ヌーソロジーという体系があるのですが、その動画を見ていて、「トラウマはきちんと自分が認識してあげてないものが無意識に残っている状態」と言っていてなるほど、とおもいました。(ヌーソロジー的観点から見ての話です)
きちんと認識できている状態とは、高次の自己がそこに介在している状態。つまり、自分を客観視してメタ認知することができれば、トラウマはなくなるとおっしゃってました。
無意識のブラックボックスに閉じ込めた痛みは、そこでずっと暴れまわるんですよね。
同じようなことが何度も続くなというときは、自分がブラックボックスの中に隠し持っているものがあるということを教えてくれています。
隠しているものは、自分にとっては痛い、悲しいものだから、抱えきれなくて無意識に閉じ込めてしまう。
ブラックボックスにしまうとき、わたしたちはいろいろな言い訳を使います。あの人が悪いというのは典型的で、他人に対してぶつけることで、内面の痛みから目をそらすことができます。
たとえば、しようとおもっていたことが出来なかったとき、また次もあるからいいやとすぐに切り替えるのではなく、いったん立ち止まって、自分の胸に手を当ててみたいです。そこに痛みがなければそれはそれでOKだし、痛みがあればきちんと嘆く。
立ち止まるってスペースをつくること。きちんと絶望する、悼んであげることで、そこに高次の自己が介入しやすくなります。メタ認知が起こりやすくなる。これができれば、ブラックボックスを一つ減らすことができます。
それと、結局いちばん手強いのはプライドだったりします。よくよく観察すると、プライドが現実を認められなくて、ブラックボックスへ入れてしまうことはよくあります。
信用していたひとに嘘をつかれたとき、嘘をついたそのひとを許せないと憤るのか、自分は嘘をつかれたんだと認めて絶望するのか。怒ってはいけないということではなく、怒りの先に純粋な絶望を認められるかどうか。プライドが高いと、絶望を認めることは難しくなります。
わたしたちはたくさんのブラックボックスを抱えていて、そのエネルギー消費量は半端ない。明日はデトックスの新月。手放したいものがある方は、自分のためにきちんと時間をとってあげることをおすすめします
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
<おわりの雑談>
時間は基本的に「いま」しか存在しません。過去は、いまの自分が過去の記憶にアクセスしている状態だし、未来もまた、いまの自分が想像している未来の領域にアクセスしているにすぎません。
ブラックボックスは、過去の亡霊が未来に繰り返し復活するようなものです。ゾンビです。名前のない13は死滅・再生を意味しますが、死滅できていないとゾンビ化します。それは再生への抵抗となります。いいものも悪いものも刈り取る。そうしないと循環はおきません。きちんと悼むことの大切さを、13は語っています。
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