マルセイユタロットの背後にある幾何学には、ベシカ・パイシスと呼ばれるカタチがある。”魚の浮き袋”という意味だ。
円と円が交わる箇所
アーモンド型のカタチ
(目のようになっているところ)
水に沈んだ世界、深い無意識から魂がリアリティに浮上するためには浮き袋がいる。ベシカ・パイシスは、キリストにも例えられる。
*世界のカードの青いマンドルラがベシカ・パイシスのかたち。真ん中の人物をキリストの象徴としてみることもある。
浮き袋と聞いて、月のカードのザリガニを思い出した。
ホドロフスキー・カモワン版タロット
ザリガニは青い玉を両手に持つ。この青い玉が、ザリガニを浮上させる浮き袋の働きをしているのかもしれない、とふとおもった。(解釈は他にもいろいろある)
水底でわたしたちは夢を見る。月の夢に溺れて。
幻想から醒めたくないものだけが、月明かりに照らされて、見果てぬ夢を見る。
けれど月は18番目、夜明け前にみる夢だ。
上昇しようとするときこそ、つよい幻想(個人的な神話と言ってもいい)があらわれる。何百匹ものザリガニが浮上してくる。
魂の暗い夜は永遠に終わらないようにも感じるが、それでもかならず朝はきて、わたしたちは目覚めることになる。幻想への執着を後にして。
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