厭世的な山羊
長い間、ヤギの群れがどこかに行こうとしてさまよっていた。しかし、その道は果てしなく続くように思えた。
ほとんどのヤギが疲れて立ち止まり、道に生えている枯れ草を食べて満足している。一番年上の者が彼らに言った。
「絶望するな。道は果てしなく続くように見えるが、そうではない。起こる出来事は、私たちが進みながら、自分たちで作っているということだ」
解説:未来について考えすぎると、現在を殺してしまう。私たちは、人生を幻想的な計画で条件付けることはできません。正しく生きよう、正しくあるために一秒一秒努力しよう、そうすれば未来は自ずと開ける。
アレハンドロ・ホドロフスキー
望む状況だけをイメージして
悪いことは考えない
というやり方は結局のところ、
悪い結果を無意識下で
影として同じくらい大きく
ふくらませることになる。
成功している自分も
成功してない自分も
その両方をまるっと
抱きしめられたらいいよね。
幻想的な計画で人生を
条件づけようとする思考の癖から
脱出する。
望まない現実を見て、
自分の考え方や努力や
出してる波動が悪いんだと
責めることをやめる。
責めるんじゃなく
抱きしめる。
お金が手に入れば安心できる、
恋人ができれば喜べる、
仕事が見つかれば自信がもてる……
そういう思考になったら
いったん立ち止まりたいです。
そういう過去のプロセスをやめて
わたしたちは新しいやり方で創造
しようとしてるよね。
矢印が逆だよ。
外側→内ではなく、
内→外側だよ。
お金が手に入らないかもしれない自分も
恋人がいない自分も
仕事が見つからない自分も
戦いに負けるかもしれない自分も
ひとりになる自分も
誰かみたいにうまくいかない自分も
未来への不安も、恐れも、
悲しみも、孤独も、嫉妬も、
今、まっすぐに抱きしめようよ。
愛を込めて。
それもまた自分なのだ。
影の自分を直視できなければ
成功している自分を受け入れ、
経験することは難しい。
丸ごと受け入れる自分から
はじめるなら、そこには
安心や確かさを感じることができる。
未来は開くよ、必ず、そこから。
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