「タロットカードは

持っているだけでは

ただの長方形の紙にすぎない」

 

 

 

 

 

 

 

「タロットは

弾の入っていない

銃のようなもので、

役立たせるには自分で

弾をこめる必要がある」

アレハンドロ・ホドロフスキー
 

 

 

 

 

 

 

明確でふくよかな意味を

タロットの象徴に

見出せるかどうかは

 

どれだけ弾を込めたかに

かかっています。

 

 

 

わたしは弾には2種類あると

おもっていて。

 

 

 

ひとつは受け継がれてきたもの。

(集合的意識)

 

口伝で伝わってきたもの、

神秘学的思想、

形而上学的・心理学的に

解釈されてきた教え、

西洋文化・古代文化に照らして、

(日本在住の人なら)日本文化に照らして、

また無意識や夢が告げる方法によって

伝承されてきたもの。

 

 

 

もう一つは、あなたについての弾。

(個人的意識)

 

自分の考えや感じたこと、

性的な好みやお金の価値観、

肉体に関すること、

愛や神、創造性など

ありとあらゆる自分自身

をタロットのイメージに投げ込む。

 

 

どうやって投げ込むかというと

 

たとえば

「愚者の赤い靴」に、

 

生命なのか、怒りなのか、

愛なのか、情熱なのか、血なのか

太陽なのか、興奮なのか、マグマなのか

危険なのか、恋なのか、

 

ひとつひとつを説明してみる。

 

リーディングの度に

意味は変わるかもしれず、

ひとつの事象を複数の視点から

見ることができるようになる。

 

 

 

そうすることでタロットは

「自分のタロット」

として育ってゆきます。

 

 

それは私たちを導いてくれる

内なる師となるキラキラ

 

 

 

 

どっちの弾も必要なんだよ。

 

 

タロットを
他人の思想で出来上がった
形而上学的なおもちゃに
してはならないし、
 
個人の感性だけで読む
タロットは独りよがりだ。
 
  
この二つは両翼だよ。
 
 
 
 

サモトラケのニケ

 
 
 
 

それから、

セルフリーディングだけではなく

他者をリーディングすることでも

自分の銃に弾を込めることになる。

 

 

自分自身を知るとは人類と宇宙を知ることだ。

単数性から複数性に移行することだ。

- アレハンドロ・ホドロフスキー -

 

 

私から私たちの時代へ。

マルセイユタロットに命を吹き込む。