5つの手紙 その1







どのような仕事も人と人との関わり合いから生まれます。
大きな会社であっても、個人起業家であっても。


私は長い間、事務職として会社員をしていました。
その頃は、このことがピンときませんでした。


医療系の企業に勤めていたので、製品を病院などへ販売します。病院とのつながりはもちろんですが、その先には患者さんがいます。


仕事のモチベーションが湧かないとき、この製品で患者さんが喜んでくれる場面を想像しました。事務職で現場に行くことがなかったので、誰のタメに何をしているのかがはっきりと意識できなかったんです。でもその想像は、生きたエネルギーとして躍動感を持って私の中に入ってくることはありませんでした。


私のやっていることに意味があるのか?

頭では役に立っているだろうことは理解出来る、でもそれを感じられない。その感覚はどんどん大きくなっていました。



意味のないことをいつまで続けるんだろう?



今私は、タロットやシンボルの読み方を伝える講座やセッションを行っています。仕事が、人と人との関わり合いだということを感じながら過ごしています。


ときにはそれを怖く感じることもあります。一人になりたいと思うことも。


そしてやはり来てくださる方に満足してもらいたい。笑顔が見たい。喜んでほしいと思うのです。


でも、心の領域(潜在意識)に向き合うことになるので、楽しいことだけを見るわけではありません。


心の中には、見たくないと思って暗くしている部屋があります。その暗闇の領域へと光を当てて整理整頓する方法を伝えることが、私のやっていることの目的です。


闇鍋を知っていますか? 
何が入っているかわからない、食べ物であるかどうかすら怪しい鍋です。


暗い部屋でぐつぐつ煮えたぎっています。煮えているので、常にエネルギーを消費します。そして立ち上る湯気はあちらこちらに炎症を起こします。



私はタロットリーディングをするとき、カードを一方的に読むというやり方は基本的には行いません。目の前にいる方とコミュニケーションをとりながらリーディングします。それは、バイブレーションを感じながら仕事をしたい、というはじめの意図もあります。ですがそれ以上に、すべてがその人の中から出てきていることを感じてほしいという思いがあります。


闇鍋の中から何が出てくるかを見ます。

例えば草履が出てきたとします。
そこに何の意味があるのか?


何も気にならなければ「あ、草履ね」ですますことも、捨てることも可能です。


もし「なぜここに草履が?」と思うのであれば、どうやってその草履を手に入れたのか、なぜ闇鍋の中にそれがあるのかを知る必要があるでしょう。なぜなら、捨ててよいものかどうかの判断もつかず、捨てたとしてもまた鍋に混入するかもしれないからです。


草履はシンボルです。
その草履が何を意味しているのかを知らなければなりません。


セッションのときはそれを一緒に探すために質問をし、会話をします。
私個人の意見は重要ではありません。タロットカードがシンボルを見せてくれ、草履を持っている人が思い出すことが気づきにつながるのだと信じています。


ではシンボルの読み方とは?


その方法を学ぶ、タロティストのためのシンボリック講座を開催します。


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photo credit: Lectura Segundo Libro de Samuel 6,12-15.17-19. Martes 28 Enero 2014 via photopin (license)