・タロットにおけるシンボルの定義
ウィルフリード・ウドワンが復刻した
マルセイユタロットの中に入っている小冊子に
「シンボルとは?」
について書かれていました。
異なるエレメント同士の相互作用が(それらの統一は幾重の意味を明らかにし高度な知的思想の核となりますが)、シンボルの言葉の背後にある本当の意味です。
(ギリシャ語: sum-bolon、集合、寄せ集める、一つにする、統合する)
実際にシンボルのオリジナルコンセプトは、全体の働きに対する洞察を得るために、全体を構成するパーツを分析することでした。
そしてその解釈はうまくあてはまります。
シンボルは、壊れたパーツの運び手としてのアイコン(偶像)として、また別々のパーツが統合することで私達が理解することにより、深い知識を伝達する手段として用いられました。
全体というのは宇宙。
エレメントというのは、四大元素のこと。
ホドロフスキーのタロット研究会でも
この四元素がどういう流れでつながってゆくのか、
相互作用をどう及ぼしているのかについて言及しています。
パーツ(カード1枚1枚)ではなく全体(78枚:曼荼羅)を見ることがタロットを学ぶときに最初にすべきこと、というホドロフスキー哲学はやっぱりかっこいいです。