1月9日 Cover Selection | SATURDAY SUPER LEGEND

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毎週土曜日、16時~生放送!!

「カバーセレクション」

レジェンドと呼ぶに相応しい名曲のカバーソングをお送りするコーナーです。


本日お送りしたカバーソング、カバー元はこちらの曲です。


Blowin' In The Wind / Bob Dylan


1963年に「ボブ・ディラン」が発表した「Blowin' in the Wind(邦題:風に吹かれて)」です。
      
1960年代のアメリカ公民権運動の賛歌とも呼ばれ、ボブ・ディランの作品の中で最も愛唱されることの多い歌でもあります。

この曲は、シンプルで力強い旋律と和声進行を持つメッセージ・ソングとなっています。「どれだけの砲弾を発射すれば、武器を永久に廃絶する気になるのか」、「為政者たちは、いつになったら人々に自由を与えるのか」、「一人一人にいくつの耳をつければ、他人の泣き声が聞こえるようになるのだろうか」、「人はどれだけの死人を見れば、これは死に過ぎだと気づくのか」という問いかけと、「男はどれだけの道を歩けば、一人前と認められるのか」、「山が海に流されてなくなってしまうのに、どのくらいの時間がかかるのか」という抽象的な問いかけが交互に繰り返されたあと、「答えは風に吹かれている」というリフレインで締めくくられます。この曖昧さが自由な解釈を可能にしており、従来のフォークファンばかりでなく、この時代の社会構造に不満を持つ人々に広く受け入れられることになりました。

「風に吹かれて」は数多くのアーティストによってカヴァーされていますが、今日お送りするのは、商業的に最も成功したもの「ピーター・ポール&マリー」のバージョンです。

ボブ・ディランのバージョンが発売してから3週間後に発売されて、全米シングルチャート最高2位を記録するヒット曲となりました。そして、1964年のグラミー賞では「最優秀フォーク・レコーディング」と「最優秀ボーカル・グループ・パフォーマンス」を受賞しました。ちなみにボブ・ディランのバージョンは、しゃがれ声のスタイルが、この時代には一般受けせず、ヒットしませんでした。

「ピーター・ポール&マリー」の「風に吹かれて」がヒットしたことにより、ボブ・ディランの名前も有名となって、他の多くの曲もカヴァーされるようになりました。

今日のカバーセレクションは、「ピーター・ポール&マリー」の「風に吹かれて」をお送りしました。


     
   

Blowin' In The Wind / Peter, Paul & Mary




本日のカバーセレクション、いかがでしたか?
次回もお楽しみください。

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