偉大なロックバンドです。
メンバーは
ジョン・レノン
ポール・マッカートニー
ジョージ・ハリスン
リンゴ・スター
1962年10月5日に「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビュー。
そして63年に2枚目のシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」のヒットによってイギリスで
一躍人気グループとなります。
その後「フロム・ミー・トゥ・ユー」「シー・ラヴズ・ユー」「抱きしめたい」と
リリースするシングルが連続して1位を獲得していくなど、この頃にはイギリス中が
ビートルズに夢中になっていきます。
やがてコンサート会場ではファンが熱い歓声をあげる現象が起こりますが、その熱狂ぶりから
「ビートルマニア」という言葉が生まれて、ビートルズは社会現象として捉えられていきます。
そして64 年にビートルズはアメリカ初上陸をはたし、イギリスをしのぐビートルマニア現象を
巻き起こしていきます。
65年8月の全米ツアーでは、一度にできるだけ多くの観客を収容しようと、史上初の野外球場での
コンサートが行なわれました。
これが日本にも伝わり、野球場でコンサートを行うようになりました。
その後ソロとして活動することが多くなっていた4人は、1969年1月30日にビートルズとして
最後のライブを行ない、さらにアルバム『Let it be』を制作し、解散します。
ビートルズはデビューしたての頃はエルビス・プレスリーやチャック・ベリーといった、
50年代のロックン・ロールからの強い影響が見て取れるバンドであり、その熱狂的な支持の
され方はエルビス・プレスリーに代わるものでありました。
そんなデビュー当時の彼等のトレードマークと言えば、あのマッシュルームカット
当時は
「男のくせに長髪にして女みたいに前髪を垂らしている」
と言われ、エルビス・プレスリーの時代からあった「ロック＝不良」というイメージに、
新たに「ロック＝長髪」というイメージを作り上げます。
64年、アメリカの人気音楽番組「エド・サリヴァン・ショー」出演をした回は
7300万人が視聴したと言われています。
そしてビートルズにつづけと、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスなど、
イギリスのトップクラスのバンドが次々にアメリカへと進出し、成功を手に入れていきます。
これを、ロックの世界では
「ブリティッシュ・インベーション」（イギリスの侵略）と言われています。
彼らが後世に及ぼした音楽的影響は計り知れないものがありますが、基本的に今ある
ロック・ポップスは全てビートルズが作ってきたといってもいいでしょう。
まず、グループで楽器を持ち自分達で曲を作り歌う。
写真を撮る時に日本人はピース・サインをしながら、「イェー」と言ったりしますが、
これもビートルズの影響の名残です。
他にもイントロがドラムから始まる曲もビートルズが最初で、アルバム・ジャケットを
芸術品まで引き上げたのもビートルズです。
それまではジャケットはレコードを入れる袋という感覚でした。
さらにビートルズ自身が自分たちの事務所やレコード会社を立ち上げるといったことも
音楽業界では初の試みであり、プロモーションビデオを初めて制作し世界に発信したの
もビートルズです。
他にも例をあげたらキリがありませんが、ロックにクラシックやインド音楽、レゲエなどを
取り入れる、今でいうミクスチャーの先駆者であり、現代の音楽シーンの基礎を築いたのが
ビートルズです！
【お送りした曲】
All You Need Is Love / The Beatles
Yesterday / The Beatles
Let It Be / The Beatles