1960年代半ば頃からTV番組の振り付け師として活動を始めます。
そして今度は女優として1969年の「イージー・ライダー」に出演します。
1970年代はダンスパフォーマンスグループ「The Lockers」の一員として活動を始めます。
トニー・バジルが芸能関係に精通していたことにより、「The Lockers」はショウダンサーとして成功し、
ロックダンスとして全米のみならず世界に浸透していきます。
その後1981年にレコード契約を結び、アルバム『Word Of Mouth』をリリースします。
このアルバムからのシングル曲「ミッキー」がヒットし、累計で200万枚以上のセールスを記録します。
アーティストとしてはこの「ミッキー」がヒットしただけに終わってしまいますが、女優・振付師としては
ジョージ・ルーカス監督の映画『アメリカン・グラフィティ』ベット・ミドラー主演の『ザ・ローズ』をはじめ
多数の振付に携わりキャリアを積んでいきます。
そしてエミー賞やグラミー賞を受賞するなど今なお活動を続けています。
今日お送りした「ミッキー」は、1979年にイギリスの音楽グループ、レイシーが発表した曲
『キティ』がオリジナルになります。
トニー・バジルがカバーする際に、女性の愛称である『キティ』を男性の愛称である『ミッキー』に、
歌詞も恋する少女をイメージしたものに変更しました。
その結果全米シングルチャート1位、全英シングルチャート2位を記録する大ヒットとなります。
そして、チアリーディングやダンスの表題曲として使われることも多くなり、
世界で最も有名なチアリーディングの曲になりました。
日本では、ガレッジセールのゴリさん扮するキャラクター「松浦ゴリエ」のテーマ曲として
日本語の歌詞で正式にカバーしています。
ちなみに「ミッキー」という名前は
某テーマパークの某キャラクターとの関連性は全くありません。
【お送りした曲】
Mickey / Toni Basil
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