関西の演劇ユニット 極東退屈道場の代表作『サブウェイ』仙台公演 | せんだいタウン情報 S-styleの編集部ブログ

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こんにちは。

S-styleステージコーナー担当、めだかです。


5月下旬に、関西で活躍されている演劇ユニット『極東退屈道場』の皆さんが、S-style編集部に訪れてくれました。



関西発の戯曲賞である「OMS戯曲賞」において、’11年に大賞を受賞した彼らの代表作『サブウェイ』。

今年春より、この『サブウェイ』を大阪、東京、札幌、仙台、福岡5ヵ所で上演する初の全国ツアーを敢行中とのことで、仙台公演PRのために来仙されました。




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タイトル通り、地下鉄を舞台に、月~日曜までの7日間、満員の車両に乗り込む都市生活者の姿を断片的に切り抜き、巧妙に組み合わせることで立ち上がる都市の風景を描いた作品。



上演する5ヵ所には、ある共通点があるそうです。

お気づきでしょうか。


ずばり、サブウェイ=地下鉄がある都市、なんですね。



劇団代表で作・演出を務める林 慎一郎さんは

'10年に関西で初演、'11年に伊丹、東京で再演し、東京と関西という対極な両都市で多大な評価をいただいたことで、都市に暮らす人々には共通のイメージがあるのだと確信しました。全国の地下鉄保有都市で上演することで、この作品と新たな都市生活者との出会いを生み出したかったですし、同様の思いを共有できると思いました」と、全国公演の意気込みを話します。



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(『サブウェイ』初演時より。撮影:石川隆三)





独特のモノローグに、コンテンポラリーダンスや映像を組み合わせた意欲的な演出も評判を呼んでいます。

「シーンシーンを組み合わせて立ち上がるイメージや、構成の妙を楽しんでほしい」



ベースは大阪の路線をモデルにしたそうですが、

「地下鉄は乗車中に周りの風景が見えないのもポイント。出発地から目的地まで輸送のみの乗り物なんです。そこに浮かび上がる都市生活の風景が、各都市の観客にどういう印象を与えるのか楽しみ」とのこと。





仙台公演は今月下旬に開催されます。

興味を持った方は、足を運んでみてください。





極東退屈道場『サブウェイ』列島縦断延伸ツアー

仙台公演

628日(金)~30日(日)

会場/エル・パーク仙台スタジオホール(仙台市青葉区一番町4-11-1

料金/前売2,500円(当日2,800円)

   ペア4,500円/ユース 1,500(予約のみ) 高校生以下 1,000円(予約のみ)

チケット取扱い/せんだい演劇工房10-BOXbook café火星の庭

極東退屈道場HP http://taikutsu.info/performinfo/




【あらすじ】

地下鉄を巡る7日間のドラマ。

外国の映画監督が日本の地下鉄を舞台にしてドキュメンタリー映画を作るというエピソードを導入にして、無言の満員電車を利用する七人の登場人物のエピソードが点描されていく。都市に暮らす故郷喪失者たちの噂やため息がチューブの中でコダマし、絡み合いながら、この国のサブウェイは走り続ける。