毎日酷暑が続いておりますね![]()
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またも久々の更新となってしまいましたが、相変わらず本は読んでおりますよ。
少しずつでも感想をアップしてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。
さてさて、梅雨も明けて夏本番です。
夏といえば、皆さんは何を連想いたしますか?
海、プール、山、セミの声、高校野球、ビアガーデン…等々、皆さんの頭には様々な連想が浮かぶでしょうね。
私は個人的に「太平洋戦争」が浮かんでまいります。
これも、広島に10年以上も住んでいた経験からなんでしょうか。
よく分かりませんけどね。
ですから、暑くなると、何故か戦争ものの本を読みたくなってしまいます。
ということで、今回の本はこちら。
森村誠一さんの「戦場の聖歌(カンタータ)」です。
若い方はご存じないかもしれませんが、森村誠一さんと言えば、今から30年以上も前、大ヒットした作品がございます。
「悪魔の飽食」という本なのですが、お聞きになった方はいらっしゃいますでしょうか。
実はこの「悪魔の飽食」とは、日本軍が太平洋戦争中、中国の方々に対していわゆる「人体実験」を繰り返していた悪魔の部隊、「731部隊」の実態を、初めて白日の下に晒した作品でした。
これは正直ショッキングな本でした。
いわゆる「生物兵器」の開発のため、中国人の捕虜を人体実験で次々に殺害していく模様が、リアルに描かれております。
まだこの本も廃刊になっていないようですね。
今回読んだ「戦場の聖歌(カンタータ)」も、その731部隊が一つの要素となっています。
主人公の持永は、その731部隊に自分の意思とは裏腹に配属されてしまいます。
そして、まさかそこに、戦前から友人だった中国人が、捕虜として収容されてきます。
友達をこの悪魔の部隊から守りたい主人公、彼が選んだ方法とは・・・。
さて、ところで731部隊の幹部たちは、戦犯として裁かれたのでしょうか?
本来、これだけ非道な振る舞いをした部隊であれば、A級戦犯として処刑されることでしょう。
しかし、731部隊で行われた人体実験のデータは、実は占領軍にとっても大変貴重なものでした。
731部隊の幹部たちはそのデータとの引換えで、戦犯として裁かれることのないよう、取引を行ったのです。
その結果は…、本書でご確認くださいませ。
このように、本書では戦争による様々な悲劇を4名の主人公によって様々な角度で描いております。
あと1か月で、今年も終戦記念日を迎えます。
当たり前のように平和を享受できている現在ではありますが、今から僅か70年ほど前、このような悲劇があったことを忘れないためにも、是非若い方々にも読んでいただきたい一冊でございます。
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戦場の聖歌 (光文社文庫)
756円
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新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)
605円
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書名:戦場の聖歌(カンタータ)
著者:森村誠一
出版元:光文社文庫
初版:2017年11月
紹介文(文庫本裏表紙より)
太平洋戦争開戦前夜、持永大志は両親の反対を押し切り満州に渡る。哈爾浜で学ぶうちに四人の仲間と出会い、友情を深める。が、戦争が彼らの青春の夢と未来を引き裂いた。召集され七三一部隊に配属された大志は仲間の一人・林国栄と再会を果たすが、悲劇が二人を襲う。世界各地に散った仲間たちもそれぞれの戦争を背負っていた。戦争の非人間性を訴える渾身の長編小説。


