男性のDV被害者と女性のDV加害者(2018/5/21)
みなさん、ごきげんよう。
今回は、昨夜のサロンのご報告をしたかったのですが、こちらのネット記事をご紹介します。
日本ではDVの加害者と被害者について、亭主関白やカミナリ親父の印象からか、男性が加害者で女性が被害者とイメージなさる方も少なくないと思います。
また、2001年に成立し公布施行されたDV防止法も、その前文で、DVについて、男性から女性に対する暴力と言う印象を与えかねない表現を用いており、
過去には、男性が女性から受けた暴力を相談したところ、「DV防止法は女性を保護する法律であって男性を保護するものではない」と説明され門前払いを受けたという事例もありましたが、
近年では、妻が夫を殺害する事案もあったため、男性が被害者、女性が加害者となるDVと男性のDV被害者の保護に対しても、認知と理解が広がってきていると思います。
ただ、DV防止法が成立した時点で、アメリカでは男性のDV被害者がDV被害の3分の1になっているという話があったため、どうして、DV防止法の全文が、ああいう書き方になったのか?という疑問はあります。
『DV妻に耐える、男の#Metoo「家庭内のミスで反省文を書かされる」』
女性の性被害をSNSなどで告発する「#Metoo」。しかし、世の中いつでも「女が被害者、男が加害者」とは限らない。日々妻の言葉のDV、パワハラに耐える夫が世の中に溢れ、「男の#me too」とも言える例が勃発しているのだ。
警視庁によると、DV(※)の相談件数は7万2455件(平成29年)。そのうち「夫が被害者」なのは17.3%で、5年で11ポイントも急増している(※配偶者からの身体に対する暴力または生命等に対する脅迫)。
そこで、家庭という一番落ち着いて過ごせるはずの場所で、まったく安らげない、悲壮な夫の声を届けたい。
◆「臭い」から始まった言葉のDV
「同じことを3回繰り返したら反省文を書かされています」と語るのは、デザイン事務所の契約カメラマンとして働くM田さん(38歳)。
M田さんは5年間の交際を経て、現在、結婚6年目。5歳と2歳の2人の子宝にも恵まれ、傍から見ると“幸せな家族”といった印象を受ける。しかし、実際のところは、毎日妻からの言葉の暴力を受けているという。
「妻は3歳年下の出会った時は僕を立ててくれたり、周りの空気を読めたり、協調性があるタイプでした。だから僕の友人との飲み会にもよく当時彼女だった妻を連れて行っていましたね。気が強くなったのは結婚当初からで、1人目の出産を機に発言がオブラートに包まれなくなっていきました」
どこの家庭にでもあるような、「何度も同じことを言わさないで」、「出しっぱなしにしないで」などの妻の小言にはムカッとはするものの、ケンカになるほどではなかったそう。しかし、小言は行動にではなく、“存在”に対したものになっていく。
「最初は『臭い』と言われ、あからさまに遠くから用事などの指示を出すようになりましたね。僕は夜と朝にお風呂に入るタイプで、加齢臭はあるにしてもある程度対策をしているんですよ。イラっとしましたが、言い返すこともなく放っておきました。
そしたら、ソファの位置を固定されたんです。『この席しか座らないで』と。それに『ソファのクッションも使わないで』とも言われましたね。ソファは1人分のスペースしか許されなくて、横になりうたた寝するという至福の機会を完全に奪われました……」
臭いの指摘はどこの家庭にも少なからずあるかもしれないが、そのことによって行動範囲を指定されてしまう。さらにイラついた妻の言葉の暴力は体罰に変わっていく。
◆反省文を目の前で音読させられる
「同じことを3回言われたら、反省文を書くことになりましたね。ほんの些細なことでもです。たとえば、うちは子供が2人いるので僕の靴は玄関に2足しか出してはいけないんです。たまにタバコを買いに行くためにサンダルを出して、そのままにしてしまうことがあって。その程度のことなんですけどね……。
靴を3足も出してしまったことについて、『なぜそのようなことになったか』、『なんでできないのか』、一筆箋を2枚も書かされるんです。一筆箋はわざわざ買ってきてくれたみたいで。そして最悪なのは、目の前で音読させられるんですよ。上の子が一緒になって『反省しろー』と言ってきたときは、情けなくて涙が出そうになりました」
学校、会社では、常識的な指導の範囲内で「反省文」の提出を求めることは確かにある。しかし夫婦間での反省文なんてものが世の中には存在していたとは。反省文を拒否できなかったのかを聞くと。
「なんでそこまでしないといけないのかと聞いても、『聞くだけではバカだから覚えないでしょ』と言われましたね。『書いて覚えろ』と。反省文を提出するまで無視されるんですよ……。あまりに口を聞かないと子供が心配してくるので仕方なくって感じですね。ネットでテンプレートを探して、会社の休憩中などに書いていますよ。その時間が本当にむなしいですね」
現在は服を新調した時などに「色気づくんじゃない!ハゲかけてるのに意味ないでしょうが」と、薄くなってきた頭部を日々いじられているとのこと。「自分だって太ってきているくせに」と、心の中で言うのが唯一の反抗だという。「我慢するのは子供のため」と、M田さんは何度も繰り返していた。
<取材・文/藤 文子>