先日、赤坂の草月会館で、草月会東京西支部総会のワインセミナーを担当させていただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

セミナーのご依頼いただいた時、お花を嗜む皆さまに、どのような内容のワインセミナーにしたらよいか、ご満足いただけるか・・色々考えました。

四季折々のお花があり、季節を大切に、お花を素敵な発想でいけてる皆さま。

料理も四季折々、旬を大切に食卓に季節を表現します。

素敵な日本の文化を大切にする志、想いは共感できると感じ、和食に寄り添える日本ワインをテーマにさせていただきました。日本ワインの中でも歴史ある新潟の岩の原葡萄園のワインと、おつまみのペアリングセミナーで開催させていただきました。

岩の原葡萄園の今井氏をお招きして、ワイナリーの歴史を語っていただきました。

日本ワインのぶどうの父と呼ばれる、川上善兵衛が創業したワイナリーで、マスカット・ベーリーA等の品種が開発されました。マスカット・ベーリーAは日本の赤ワインの代表品種で、日本の食材や、調味料に寄り添えるワインになります。

私からはペアリングのお話をさせていただきました。

お花も花器とあわせると、お花単体の時よりも、また違った素敵なイメージになるかと思います。ワインと食事も一緒のイメージで、ワインだけ飲むより、おつまみだけ食べるより、一緒に楽しんだほうが、より美味しく感じます。

ワインとおつまみ、どちらも美味しく感じるのが素敵なペアリングです。

 

ワインは岩の原葡萄園の甲州「善の白」、マスカット・ベーリーAの「善のロゼ」、「深雪花 赤」、3種。

アルコール苦手な方には、マスカット・ベーリーAのジュースでカクテルをお作りしてペアリングを楽しんでいただきました。ノンアルも、少しの工夫で、お食事と素敵なペアリングを楽しめます。

 

80名様近く、おつまみセットを作るのは大変でしたが、皆さんがペアリングを

とても楽しんでくださってるのを見て、ほっとしました。

日本の食材、調味料にも寄り添える日本ワイン、今回のワインに合わせたおつまみです。

◆左上から、マスカット・ベーリーAに合うきんぴら、地味なお料理ですが、丁寧に作ると、ワインに寄り添うご馳走になります。

◆右・鶏肉の甘味噌麹焼き~すだち添えは甲州「善の白」に、唐辛子添えはマスカット・ベーリーA「善のロゼ」「深雪花赤」に合わせて

◆手前左・ストロベリーあずきのコンフィチュール、マスカット・ベーリーAに、ほのかなイチゴの香りがあり、小豆との相性も良いので、和のデザートも素敵なペアリングになります。

◆手前・中央は、新潟の岩塚製菓の「ぬれおかき」にクリームチーズと山椒添えて。醤油やみりんと相性が良いマスカット・ベーリーAのワインに合わせて楽しめる、新感覚のおつまみです。「岩の原葡萄園」×「岩塚製菓」、新潟企業の素敵なペアリングです。

昆布とかつお節のお出汁に三つ葉を散らして。こちらは甲州の「善の白」とペアリングしていただきました。お出汁がワインのおつまみに!日本ワインならではかと。

お帰りの際に「きんぴらが、ワインのおつまみになるなんて!」「今まで、あまり選ぶ事もなかったけど、日本ワインていいね」「ぬれおかきとワインの相性いいね~、癖になりそう」・・等お声をいただけました。

 

大人数のセミナー、草月会東京西支部のスタッフの皆さまにフォローいただきながら無事に終了できました。ご協賛いただいた岩の原葡萄園様、岩塚製菓様、ありがとうございました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。お家でも、お食事とワインで素敵なペアリングをお楽しみください。