$ストラト日記 ただいま鋭意努力中
(12 stringsさんに写真の誤りをご指摘いただき、正しいものに差し替えております)

私は音楽に出会う事によって、大げさかもしれませんが生き方が変わったと思っています。
私の人生を豊かにしてくれた大好きなアーティス達、また彼らが影響を受けた人々には、常日頃より感謝の言葉がないのです。
そして、彼らを一人でも多くの人に紹介することで、少しでも借りを返したいという思いがあります。


今日はスライドの巨人、"Blind Willie Johnson"をご紹介します。







Dark Was the Night/Blind Willie Johnson

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とは言え、彼の人生について謎ばかりで、実際のところは殆ど知られていません。
はっきりしているのは、彼が盲目だったこと。そして、素晴らしいスライドプレイヤーであった事です。

多くの黒人ブルーズマンがそうであった様に、彼も経済的には貧しく、40歳くらいで病死したとされています。このため残された音源は多くは有りません。









彼の代表"Dark Was the Night"です。「Dark Was the Night(夜は暗く)」
本来この曲は"Dark Was the Night--Cold was the ground"というタイトルでしたが、Ry Cooderを初めとした多くのミュージシャンがこの曲を自身の音楽に取り込んいく過程で、短く「Dark Was the Night」と呼ばれる様になったと言われています。


Ry Cooderはさらにこの曲を発展、映画"Paris Texus"の同名タイトル曲として完成させたので、"Dark Was the Night"はさらに有名になりました。









マーティン・スコセッシの映画ヴァージョンです。
私たちは、実際の彼らの生活を知る由もないのですが、この映画を見ると当時の情景が目に浮かんでくる様な気がします。


しかし、盲目だった彼が、"Dark Was the Night"=「夜は暗く」という曲を、一体どういう気持ちでかいたのでしょうか?
彼の心情をあれこれと考えながら、今日も夜が更けて行きます。