ギタリスト進化論 【新生児期】
ストラト日記 ただいま鋭意努力中
ギタリストには生まれたその日から、過酷な運命が待ち受けております。


そう、それは生存競争です。



多くの場合、ギタリストが誕生するのは10代前半と言われていますが、誕生したばかりの彼らは非常に脆弱で、外敵に出会うまでもなく淘汰されてくのです



例えば、クリスマスに買ってもらったプレステなんかにはまって、「へ?、ギター? なにそれ?」 などと平気でのたまう変わり身の早さもこの年齢にみられる特徴であります。



そして、自覚もないまま毎年多くのギタリストが淘汰されているのは、あまり知られていない事実なのです。






【乳児期】
ストラト日記 ただいま鋭意努力中
H20年度厚生省の発表によると、新生児の段階で年間1000万人のギタリストが淘汰されて、生き残るのはわずか1万人前後とのことです。


かろうじて新生児期の約1ヶ月を無事に生き抜いたとはいえ、彼らはまだ「ハイハイ」しかできないのです。
しかし容赦なく新たな試練はやってきます。






もちろん、マトモに曲を演奏することは出来ないので、なんとなくドレミファソラシドや「ちょうちょ」などを弾いていると、突然弦が切れたりするのは良くある事です。



しかし、すでにギターと言う大物を購入したばかりですから貯金は底をついており、新しい弦を買うにはお小遣いが足りません。







ストラト日記 ただいま鋭意努力中
「ちょうちょ」と「禁じられた遊び」は、実は「Smoke on the water」よりも沢山のギタリストにコピーされている事はあまり知られていない




1ヵ月後にようやくお小遣いが入り、勇んで楽器店に行ったものの、どんな弦がいいやら皆目分かりません。
店員さんはみんなロンゲで目つきがわるく不良みたいなので、とても話しかける勇気はありません。






ストラト日記 ただいま鋭意努力中
楽器店で見つけたとっても怖い店員さんです。なんてったって、顔にナイフでさされたキズがありますものね





で、良くわからないまま手近な物を買うのですが、それはクラッシック用のガットだったりするのも良くある事。
ようやく正解にたどりついても、今度は張り替え方が解りませんし、チューニングの仕方も良くわかりません。

ストラト日記 ただいま鋭意努力中
これは良いですよ。いまでも愛用してます。






勿論チューニングメーター購入の予算などある訳もなく、おまけでもらった笛でチューニングしようと頑張ってみるのですが、蛇使いかのごとく怪しげな音色に惑わされて弦を張りすぎてしまい、再び1弦が「チョーン」と切れてしまうのも良くある事です。


ストラト日記 ただいま鋭意努力中
これを使っている人を私は見た事がありません。
どなたか、コレを使いこなせる人はご連絡ください。友達になりましょう。







そして、やっとチューニングが終わってもピックの持ち方すら解りません。
間違ってサムピックを買ってしまうのも、この頃特有の過ちです。

ストラト日記 ただいま鋭意努力中
皆様もくれぐれもお間違いのないようにお願いいたします。








で、教則本を買ってくるものの、書いてある意味はサッパリです。




ストラト日記 ただいま鋭意努力中
これは今でもサッパリだーー。もしもしーーーーー。