
突然ですが、皆さんはダンブル アンプをご存知でしょうか?
上記写真は、ロベン・フォードやラリーカールトンなどが使用している「overdirve special」です。
これ以外にも、我が偉大な兄貴 S.R.Vが使用していた「Steel String Singer」が有名です.
その他、見た事ありませんが Winterland、Dumbleland、Rack-mount Phoenix、50-watt Dumbleman、Dumblelatorなどもあるそうです。
使用アーティストは、デヴィッド・リンドレー、ジャクソン・ブラウン、ボニー・レイット、グラハム・ナッシュ、ジェイ・グレイドン、ライ・クーダー、エリック・ジョンソン、スティーブ・ルカサー等々、推挙のいとまがありません。
また、ダンブル氏本人が気に入ったミュージシャンにしかアンプを作らないため、かなり生産台数が少なく音は勿論、目にする機会もほとんどありません。
つまりお金をだせば手に入る物ではないのです。
→中古がヤフオクに出てました。とんでもない値段ですね(笑)
元々はフェンダー・バンドマスターなどの改造からスタートしたダンブルアンプは、ハンドメイドで、しかも使用するミュージシャンに合わせて仕上げているため、一台一台まったく音が異なる様です。 (すみません、見たことも聞いたこともないもので、、)
こういった事が、このアンプを伝説にしているのだと思います。
その評価は時を経るに従って、衰えるどころかむしろ大きくなり、現在でもダンブルクローンと呼ばれるアンプが、次から次へと登場しています。
これらは本当に本家に迫る事が出来ているのか否か解りませんが、その中でも「Fuchs」や 「Two Rock」の評価は高い様です。


兄貴のSteel String Singer(SSS)です。
写真左:2台のSSS headが確認できます。
写真右:Marchall headの下にSSS headが確認できます。
兄貴のアンプは、通常よりも歪みにくくなるよう、やはり専用に仕上げられていた様です。
しかし、彼のピッキングはものすごく強かったため、歪まないはずのアンプが歪んでしまう、これが彼独特のトーンだったようです。
見た目は似ていてもオーバードライブスペシャとはかなり違うらしいですね。
私に限らずギターを弾く人は、理想の音を探している事と思います。
クリーンに関しては、1965年製のツインリヴァーブが理想です。
しかし、歪みに関しては、まだ理想のアンプに巡り会えていません。
このダンブルアンプは私の願いを叶えてくれるのでしょうか?
本当にとろける様な素晴らしい音色がします。
が、腕による部分もかなり大きそうですね~。