John Frusciante / ジョン・フルシアンテ

今回は、John Mayer , Derek Trucksと並んで、現代の3大ギタリストと称されている”ジョン・フルシアンテ”をご紹介しましょう。
前述の3大ギタリストの中では、そのプレイ、生き様など一番ロック寄りの人だと思います。
また、"Red Hot Chili Peppers"というバンドがあってこそ、彼のギターが生きるというのも、前述の2人とは少し違うと思います。
それでは彼の来歴を簡単にご紹介しましょう。
母乳

¥1,336
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1989年”Red Hot Chili Peppers(以下ペッパーズ)”のギタリスト”ヒレル スロヴァク”が、ヘロインのオーバードーズにより死亡。後任として迎えられたのが、当時若干18歳の”ジョン・フルシアンテ(以下ジョン)”でした。
それまで彼にはバンドの経験は一切なく、初めて加入したバンドがペッパーズでした。
ジョンが本格的ブレイク前のペッパーズの熱狂的なファンであったことは良く知られています。
もはや信者と言っても良いほどのめり込んでいた彼は、ペッパーズがどんなに売れるようになってもファンを裏切ることはない。つまり小さなライブハウスを離れて、ファンとのコミュニケーションがとれなくなるアリーナクラスのステージで演奏する事なんて絶対にないと信じていたそうです。
しかし、皮肉な事に彼の加入により、ペッパーズは本格的にブレイク。
アルバム『母乳』は初めてのチャートヒットとなり、ペッパーズはアリーナクラスの動員力を持つバンドに成長したのでした。
Blood Sugar Sex Magik

¥1,212
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ジョンが加入してからの2枚目のアルバム「Blood-Sugar-Sex-Magik」です。
このアルバムからシングルカットされたUnder The Bridgeは初の全米1位となり、同じくシングルカットされたGive it awayはグラミー賞のハードロック部門最優秀シングル賞を受賞しています。
ペッパーズは、ついに全世界レベルでのブレイクを果たしたのですが、罪悪感と恐怖感に耐えられなくなったジョンは、日本ツアーのまっただ中に突然失踪、バンドを脱退するのでした。
その後、彼はドラッグ浸けの毎日を送り、一時は死の淵にまで近づいていたそうです。
この頃の徐々に壊れて行く彼を、1994年のインタビューでかいま見る事が出来ます。
実際にペッパーズ復帰後の彼の前歯はすべて入れ歯で、上腕には注射のあとが化膿した醜い後が残っており、壮絶な彼の過去を物語っています。
Californication

¥1,333
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一方、ジョン脱退後のペッパーズは、ジョンの後任としてデイズ ナヴァロを迎え入れていました。
彼は素晴らしいギタリストではありましたが、ペッパーズとは音楽性が合わずアルバム一枚を残しただけで脱退していました。
このためベースのフリーが、廃人同様のジョンを辛抱強く更正させ、ついにジョンはバンドへの復帰を果たします。
復帰後にリリースした『カリフォルニケイション』は驚異的なセールスを記録し、現在までの最大のヒット作となりました。
また、シングル「スカー・ティッシュ - Scar tissue」で2度目のグラミー賞を受賞しています。
正直、私はそれまで彼らにあまり興味はなく、ただの喧しいパーティーバンドくらいにしか思っていなかったのです。
実際そういう部分はあったと思いますが、このアルバムからは実際に死の淵にいた人間の凄み、悲しみ、恐れ、怒りなど、様々な感情が伝わってきます。
偏見を持っていたら、素晴らしい音楽に出会うチャンスを失ってしまうので損ですね。
By the Way

¥915
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すっかりクリーンになった、ジョンは音楽性で他のメンバーとぶつかり合いながらも、次第にペッパーズの中心になっていきました。
そんな彼の感性が十二分に表現されたのが、このアルバム『バイ・ザ・ウェイ』です。
このアルバムでついにイギリスのチャートNo1になっています。
Stadium Arcadium

¥1,658
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2006年にリリースされたアルバム『ステイディアム・アーケイディアム』は、初のアメリカアルバムチャート1位をはじめ、全世界24ヶ国で1位を獲得、そして3度目のグラミー賞を受賞しています。
日本のアルバムチャートでも2枚組の洋楽アルバムとしては、史上初の初登場1位を獲得しています。
映画『デスノート』の主題歌として『Dani California』『Snow ((Hey Oh))』が使用された事も記憶に新しいですね。

ジョンはヴィンテージのフェンダーギターを愛用している事でも知られています。
彼の過去の苦悩を知ると、ビンテージフェンダーの枯れた音がさらに胸に迫ります。
「白いジミ・ヘン」と称されるのもうなずけます。
単純に売れたバンドは他にもあるかもしれませんが、音楽の質という意味では、私は彼らの様なバンドをこの20年間知りません。
個人的な感想ですが、彼らはLed ZeppelinやPink Floydといったモンスターバンドに肩を並べる所まで来たのでは無いでしょうか?。

今回は、John Mayer , Derek Trucksと並んで、現代の3大ギタリストと称されている”ジョン・フルシアンテ”をご紹介しましょう。
前述の3大ギタリストの中では、そのプレイ、生き様など一番ロック寄りの人だと思います。
また、"Red Hot Chili Peppers"というバンドがあってこそ、彼のギターが生きるというのも、前述の2人とは少し違うと思います。
それでは彼の来歴を簡単にご紹介しましょう。
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それまで彼にはバンドの経験は一切なく、初めて加入したバンドがペッパーズでした。
ジョンが本格的ブレイク前のペッパーズの熱狂的なファンであったことは良く知られています。
もはや信者と言っても良いほどのめり込んでいた彼は、ペッパーズがどんなに売れるようになってもファンを裏切ることはない。つまり小さなライブハウスを離れて、ファンとのコミュニケーションがとれなくなるアリーナクラスのステージで演奏する事なんて絶対にないと信じていたそうです。
しかし、皮肉な事に彼の加入により、ペッパーズは本格的にブレイク。
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このアルバムからシングルカットされたUnder The Bridgeは初の全米1位となり、同じくシングルカットされたGive it awayはグラミー賞のハードロック部門最優秀シングル賞を受賞しています。
ペッパーズは、ついに全世界レベルでのブレイクを果たしたのですが、罪悪感と恐怖感に耐えられなくなったジョンは、日本ツアーのまっただ中に突然失踪、バンドを脱退するのでした。
その後、彼はドラッグ浸けの毎日を送り、一時は死の淵にまで近づいていたそうです。
この頃の徐々に壊れて行く彼を、1994年のインタビューでかいま見る事が出来ます。
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彼は素晴らしいギタリストではありましたが、ペッパーズとは音楽性が合わずアルバム一枚を残しただけで脱退していました。
このためベースのフリーが、廃人同様のジョンを辛抱強く更正させ、ついにジョンはバンドへの復帰を果たします。
復帰後にリリースした『カリフォルニケイション』は驚異的なセールスを記録し、現在までの最大のヒット作となりました。
また、シングル「スカー・ティッシュ - Scar tissue」で2度目のグラミー賞を受賞しています。
正直、私はそれまで彼らにあまり興味はなく、ただの喧しいパーティーバンドくらいにしか思っていなかったのです。
実際そういう部分はあったと思いますが、このアルバムからは実際に死の淵にいた人間の凄み、悲しみ、恐れ、怒りなど、様々な感情が伝わってきます。
偏見を持っていたら、素晴らしい音楽に出会うチャンスを失ってしまうので損ですね。
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そんな彼の感性が十二分に表現されたのが、このアルバム『バイ・ザ・ウェイ』です。
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日本のアルバムチャートでも2枚組の洋楽アルバムとしては、史上初の初登場1位を獲得しています。
映画『デスノート』の主題歌として『Dani California』『Snow ((Hey Oh))』が使用された事も記憶に新しいですね。

ジョンはヴィンテージのフェンダーギターを愛用している事でも知られています。
彼の過去の苦悩を知ると、ビンテージフェンダーの枯れた音がさらに胸に迫ります。
「白いジミ・ヘン」と称されるのもうなずけます。
単純に売れたバンドは他にもあるかもしれませんが、音楽の質という意味では、私は彼らの様なバンドをこの20年間知りません。
個人的な感想ですが、彼らはLed ZeppelinやPink Floydといったモンスターバンドに肩を並べる所まで来たのでは無いでしょうか?。