#80 Fender Jaguar 1965

ここまでストラト、テレキャスそしてジャズマスター、ムスタングとフェンダーギターの代表機種をご紹介してきました。
で、今回は私的フェンダーの代表機種としてはに最後になります。『ジャガー』のご紹介です。
この個体は1965年製ですが、以前にご紹介した66年製のジャズマスターにボディーシェイプは良く似ていますが、よく見ると細部が異なっています。専用ボディーだったのですね。
ネックもジャズマスターとは異なり、ショートスケールですが、あまり違和感はありません。

サンバーストは、この時期のストラト同様に赤い部分が退職しやすい様です。
また、イエローも明るい塗りつぶしで木目はわずかに確認できる程度です。
コンターはかなり体に優しいです。

ヨーク付きのピックアップが外観上の特徴の一つです。
ブリッジはジャズマスターと共通です。
本来装着されているハズのミュートは取り外されていました。

ジャガーは初年度からラージヘッド+モダンロゴでしたね。
このジャガーと言うギターですが、特殊なブリッジやトレモロのためチューニングはやや不安定、またサステインに乏しいので、弾きこなすのにはある程度の技量が必要です。
ジャガーを弾いた後に、ストラトを弾くと自分がうまくなった様な錯覚に陥りますよ(笑)
また、ムスタング同様に、この機種独特の世界を持っているので、ジャンルも選ぶ印象です。
その上、かなり弾きにくいです。
ストロークすると手にスイッチが当たって、ちょっと血がでました。
ニルヴァーナのカート・コバーンの様に、ブリッジをチューン・O・マティック化するのは良いアイデアかも知れませんね。
しかし、ハムバッカーをつけてしまうとジャガーの独特な世界が崩れてしまいそうな気もしますが。
そもそも、この優等生ではないところが良いのかもしれません。
この機種独特の音は、当初の私の想像とは違っていたけれど結構気に入っております。
一心不乱にジャガーを弾くジョン・フルシアンテ
短いですがジョンがジャガーを爆音でかき鳴らしています。
やたらノリノリなのがちょっとおかしいですが、このお兄さんギターうまいですね。
ジャガーは1962年の発表当時、フェンダー社の最高機種と位置づけられていました。
最高機種の名にふさわしく、レオ・フェンダーのアイディア満載ではありますが、ストラトキャスターやテレキャスターをしのぐ人気を獲得する事は出来ませんでした。
フェンダー社を退職した後のレオは、初期のミュージックマンやG&Lでギターを開発し、セイバーやスティングレイ(ベース)など名機を世に送り出しています。
が、やはり前述の2機種を越えることは出来ませんでした。
このジャガーを見ていると、確かに技術者の魂やプライドを感じますが、何かボタンの掛け違いの様な「もどかしさ」も感じるのです。
レオはギターが弾けなかったとき聞きます。
彼は間違いなく天才だと思いますが、ミュージシャンの気持ちを十分理解することが出来なかったのでしょうか?
それとも、誰か彼の近くにいたミュージシャンの好みだったのでしょうか?
恐らくジャズマスターが世に出た1958年には、ジャガーの開発はスタートしていたのだと思います。
当時の彼の心境を知る由もありませんが、どういう経緯にせよ彼の生み出したギターは50年近く経っても、世の中に受け入れられているのですね。これは本当にすごい事だと思います。
私がまだ生まれる前のことですが、こうやって色々思いを馳せるのも、なかなか楽しい事なのです。

ここまでストラト、テレキャスそしてジャズマスター、ムスタングとフェンダーギターの代表機種をご紹介してきました。
で、今回は私的フェンダーの代表機種としてはに最後になります。『ジャガー』のご紹介です。
この個体は1965年製ですが、以前にご紹介した66年製のジャズマスターにボディーシェイプは良く似ていますが、よく見ると細部が異なっています。専用ボディーだったのですね。
ネックもジャズマスターとは異なり、ショートスケールですが、あまり違和感はありません。

サンバーストは、この時期のストラト同様に赤い部分が退職しやすい様です。
また、イエローも明るい塗りつぶしで木目はわずかに確認できる程度です。
コンターはかなり体に優しいです。

ヨーク付きのピックアップが外観上の特徴の一つです。
ブリッジはジャズマスターと共通です。
本来装着されているハズのミュートは取り外されていました。

ジャガーは初年度からラージヘッド+モダンロゴでしたね。
このジャガーと言うギターですが、特殊なブリッジやトレモロのためチューニングはやや不安定、またサステインに乏しいので、弾きこなすのにはある程度の技量が必要です。
ジャガーを弾いた後に、ストラトを弾くと自分がうまくなった様な錯覚に陥りますよ(笑)
また、ムスタング同様に、この機種独特の世界を持っているので、ジャンルも選ぶ印象です。
その上、かなり弾きにくいです。
ストロークすると手にスイッチが当たって、ちょっと血がでました。
ニルヴァーナのカート・コバーンの様に、ブリッジをチューン・O・マティック化するのは良いアイデアかも知れませんね。
しかし、ハムバッカーをつけてしまうとジャガーの独特な世界が崩れてしまいそうな気もしますが。
そもそも、この優等生ではないところが良いのかもしれません。
この機種独特の音は、当初の私の想像とは違っていたけれど結構気に入っております。
一心不乱にジャガーを弾くジョン・フルシアンテ
短いですがジョンがジャガーを爆音でかき鳴らしています。
やたらノリノリなのがちょっとおかしいですが、このお兄さんギターうまいですね。
ジャガーは1962年の発表当時、フェンダー社の最高機種と位置づけられていました。
最高機種の名にふさわしく、レオ・フェンダーのアイディア満載ではありますが、ストラトキャスターやテレキャスターをしのぐ人気を獲得する事は出来ませんでした。
フェンダー社を退職した後のレオは、初期のミュージックマンやG&Lでギターを開発し、セイバーやスティングレイ(ベース)など名機を世に送り出しています。
が、やはり前述の2機種を越えることは出来ませんでした。
このジャガーを見ていると、確かに技術者の魂やプライドを感じますが、何かボタンの掛け違いの様な「もどかしさ」も感じるのです。
レオはギターが弾けなかったとき聞きます。
彼は間違いなく天才だと思いますが、ミュージシャンの気持ちを十分理解することが出来なかったのでしょうか?
それとも、誰か彼の近くにいたミュージシャンの好みだったのでしょうか?
恐らくジャズマスターが世に出た1958年には、ジャガーの開発はスタートしていたのだと思います。
当時の彼の心境を知る由もありませんが、どういう経緯にせよ彼の生み出したギターは50年近く経っても、世の中に受け入れられているのですね。これは本当にすごい事だと思います。
私がまだ生まれる前のことですが、こうやって色々思いを馳せるのも、なかなか楽しい事なのです。