#79 Fender Mustang
ストラト日記 ただいま鋭意努力中
Jazz Masterに引き続き、代表的なフェンダーギターです。

ホントは69年のオレンジが欲しかったんですが、なかなか手にいれることができませんでした。
で、ちょうどタイミング良く、某オークションに出品されていたのがコレです。
一見69年コンペションシリーズに見えますが、細部はいろいろ異なっており謎の多いギターでした。



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通常コンペティションラインは69-71年頃*までの仕様だったと記憶してますが、マッチングヘッドは69年だけの筈です。しかし、シリアルの位置やナンバーそのものがフェンダーUSAとしてはオカシイです。
そういえばMustangのロゴも微妙に違います。
(*→訂正です。73年製造、74年出荷の個体がある様です)



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また、3本のコンペティションラインは通所の物よりやや細く、長さもわずかに短くて、ボディーの裏まで回り込んでいません。
色はコンペティションレッドと思われます。
アンダーコートはゴールドで、この時期のフェンダーのキャンディーアップルレッドによく似ています。
シェイプや塗装からは、確信はもてませんがオリジナルボディーのようです。



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ピックアップは78年の物のようです。
また、その他の主要電気系パーツはUSA製のようです。



ストラト日記 ただいま鋭意努力中
元オーナーによるとリフはしていないとの事でした。
もしそれが本当なら78年にコンペティションラインのムスタングが存在していたのでしょうか?
手持ちの資料で調べた限り、そのような事実は見当たらないのですが、、、、、謎だ。
どなたか正解をご存知の方がおられたら、ぜひご教授くださいませ。*
(→コメントで貴重な情報を頂きました。ただいま鋭意調査中です(笑))




さて、音なんですが、基本的には70年代(後半)の音だと感じました。
やや線は細いのですが、歪ませると暴れ気味なのでジャンルは選ぶかもしれません。
が、なかなか個性的ないい音がします。
それにアームのタッチは本当にいいですね。はこのモデルにしかない感触です。


フェンダーはスチューデントモデル(入門者向け)として、このムスタングを販売していたようですが、チューニングの不安定さやセッティングの難しさといい、逆に上級者でなければ使いこなせないのではないでしょうか?
ムスタングが好きな人がハマル理由が、少しわかった気がします。












やはりムスタングといえばこの人でしょうね